【スーパーフォーミュラ】第6戦(決勝・7月16日/富士スピードウェイ)
日本最速を競うレースでスタート早々にアクシデントが発生。接触でタイヤが破損し、ピットまで三輪走行を余儀なくされる光景に衝撃が走った。
問題のシーンはレース開始2周目に起こった。スタート直後とあってまだ多くのマシンが接近するなか、突如1台だけスローダウンする車が映し出された。映像では右のリアタイヤが“バースト”=破裂し、布のようになったタイヤがホイールに巻き付いているだけの状態。ドライバーの関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)からは、言葉にならないような絶叫の後「当たった…」という無線が入った。
接触のリプレーが流されるとレーシングドライバーで解説の中山雄一が「リアタイヤとリアタイヤ、もしくはエアロパーツと当たったのかなという感じですね」と言及したが、バーストしたマシンは亀の子状態の三輪走行となり、フロアを擦りながら白煙を上げつつ、ゆるゆるとピットイン。無事レースには復帰したものの、関口にとっては2戦連続でアクシデントに見舞われる形となった。
ファンからは「壊れたら何百万円でしょ?」「不運だな」など、高価なマシンの破損や2戦連続の不運な接触に反響が集まった。解説の中山は「ウイングなど(のパーツが当たると)タイヤが切れてしまうこともあるので」とコメントしたが、小さなアクションが大きなアクシデントに繋がる、ギリギリを競う接近戦で僅かな違いが明暗を分けたシーンでもあった。
(ABEMA『スーパーフォーミュラ2023』/(C)JRP)