7月17日に福岡PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクホークス対オリックス・バファローズの一戦で、オリックスの“怪童”山下舜平大が、7回まで2塁を踏ませない好投でソフトバンク打線を圧倒。今季8勝目をマークすることとなったが、この試合を含めた3連戦でオリックスが見せた“本気の3タテ”に、元・千葉ロッテマリーンズの野球解説者・里崎智也氏が言及した。

【映像】完璧なボールにバッターの動きが止まる瞬間

7月21日放送のABEMA『バズ!パ・リーグ』では、改めてこの試合について振り返り、山下の好投について紹介することとなったが、その流れの中で里崎氏は、「これで、オリックス3連勝ですからね。一気に首位に踊り出ましたし、ソフトバンクは連敗ですからね」と、Aクラス同士の対決となったこの3連戦で、オリックスがソフトバンクに3連勝したことにより、しっかりと首位固めを行い、逆にソフトバンクはこの3連戦に全敗したことでさらに水を開けられることとなったと指摘。ソフトバンクは9日に行われた東北楽天ゴールデンイーグルス戦で3連敗を喫したことで首位陥落となり、そこからさらに11日からの埼玉西武ライオンズ戦でも3連敗。“2カード連続での3タテ”という深刻なチーム状況の中で迎えたのが15日からの首位・オリックスとの3連戦であった。

そうした3連戦に際し、無論、ソフトバンクが3連勝を飾れていれば、首位・オリックスに大きく肉薄することになったと推測されるが、実際には3連敗。これで“3カード連続での3タテ”となってしまい、オリックスにさらに水を空けられることとなってしまったが、この3連戦について里崎氏は「山本・山下・宮城を立てられましたから。三本柱。オリックスにいいようにやられたなというところもありますけどね。」と、オリックスがソフトバンクに“トドメ”を刺さんとばかりに、エース・山本を含む“恐怖の三本柱ローテ”で臨んだ結果、実際に3連勝を飾ったと解説した。

なお、オリックス戦で9連敗となり、さらにはオールスター明けの7月22日に行われたロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)でも敗北したことで10連敗と、さらに苦しい状況となりつつあるソフトバンクについて、ネット上の野球ファンからは「開幕9連敗したけどAクラス入りした史上初のチームがあるから怖いよ」「日ハム11連敗はなかなかやばいと思うんだが、ホークス9連敗の方がやばく感じてしまう。」「9連敗くらいから感情が無になるよね・・・」「初期ダイエーホークス時代は……と思ったら、意外(?)にもダイエー時代は9連敗が最長で10連敗していなかった ただ南海ホークスは15連敗してる」「それにしてもホークスを9連敗に追い込んだバファローズすげぇ…」といった様々な反響が寄せられている。