「倒したかった」
「勝ったけど倒せなかった」
 格闘技の試合後、選手がよく口にする言葉だ。誰もが、できるならKOで勝ちたい。しかしそれは簡単にできることではない。
 そういう中で、K-1女子フライ級王者のKANAは倒しにいって倒す、理想的な闘いを見せている。昨年6月から4試合連続でKO勝利。7月17日の両国国技館大会ではマッケンナ・ウェイドを1ラウンド52秒で倒してみせた。中継の解説を務めた魔裟斗曰く「いい意味で女子じゃない」。