「バランス感覚がずば抜けている」藤井聡太王位とデビュー直後に対戦した行方尚史九段が語る“絶対王者”の変化
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 将棋藤井聡太王位(竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が7月26日、伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負で佐々木大地七段(28)と現在対局中だ。ABEMAの中継には、行方尚史九段(49)が出演。デビュー当時に非公式戦で対戦した経験を持つ行方九段が、七冠王となった現在との変化を語った。

【映像】藤井王位との初対戦を振り返る行方九段

 行方九段が藤井王位と初対戦したのは、「若手VSトップ棋士 魂の七番勝負」。この企画は2017年秋に若手棋士と40代トップ棋士が7人ずつの団体戦で競う非公式戦で、当時四段だった藤井王位が7人のベテランの中から行方九段を選び対戦が実現した。指名の理由は「対局姿を生で拝見したことはないんですけど、映像や写真で見て、非常にカッコイイ先生だなと思っていたので」。これから大人になっていく少年として、15歳の中学3年生としての憧れを素直に表現した言葉だった。

 対局は激しくぶつかり合う大熱戦の末に132手で藤井四段が勝利。敗れた行方九段だったが、「指名を受けた時はうれしかった。藤井四段は今後、将棋界を背負う存在になるでしょうし、こういう機会で当たれて張り合いが出ました」とのコメントを残していた。

 約5年半の年月を経て、防衛4連覇に臨む藤井王位の大舞台の解説を務めることになった行方九段。当時を振り返り「なんでこんなにバランス感覚が長けているんだろう、と不思議に思った記憶がある」と語った。瞬く間に“将棋界を背負う存在”となり、史上2人目の七冠保持者となった藤井王位。印象の変化を問われると「肩書がめちゃくちゃ変化してるよね(笑)」と笑ったが、「5年かぁ、そっか…」と年月への実感を込めていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【映像】藤井王位との初対戦を振り返る行方九段
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【映像】若手vsトップ棋士 魂の七番勝負 第三局 藤井聡太四段 vs 行方尚史八段
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