羽生善治九段VS佐藤康光九段 対戦168局目の戦型は「四間飛車」に 意表の出だしに解説者「データとかAIとか無しでやりましょうという感じ」／将棋・順位戦B級1組

　将棋の順位戦B級1組3回戦が7月27日に行われ、羽生善治九段（52）と佐藤康光九段（53）が現在対局中だ。同一対戦カード記録歴代2位となる168局目の対戦は、「四間飛車」の出だしとなった。
【中継】羽生九段VS佐藤九段 注目のB級1組3回戦（生中継中）
　これまで数々のタイトル戦など167局を戦ってきたレジェンド同士が、初めてB級1組で激突。先手の羽生九段は3手目で端歩を突く意表の出だしに、佐藤九段がわずかに手を止めた。ABEMAの中継に出演した島朗九段は、羽生九段の“変化球”に「なんと！先手が佐藤さんならそんなに驚かないところもあるんですが、これはかなり凝った手で作戦を練ってきたんですね。データとかAIとか無しでやりましょうという感じなんですね。新しい将棋を指そう、と楽しんでいますね」とコメント。佐藤九段はオールラウンダーとあり、四間飛車に構えて対抗した。