アニメ『スキップとローファー』2期はある？いつから放送？【スキロー】

　2023年4月クールに放送されたアニメ『スキップとローファー』。そのクオリティの高さでじわじわと話題を呼び、毎週オンエア日にはTwitterのトレンド欄が関連ワードで賑わう人気作でした。

【動画】アニメ『スキップとローファー』1話
 
　この記事では、アニメ『スキップとローファー』の2期はあるのか、制作される場合は原作のどこがアニメ化されるのかの予想などをまとめています。

アニメ『スキップとローファー』とは？

　漫画『スキップとローファー』は「月刊アフタヌーン」（講談社）にて2018年から連載され、単行本は現在8巻まで刊行されています。マンガ大賞2020で第3位に選出されて注目され、2023年5月には講談社漫画賞総合部門を受賞しました。TVアニメは2023年4月から1クールで放送。谷原章介さん、ホラン千秋さん、松岡茉優さんなど、作品のファンを公言している有名人も多い作品です。

　物語の主人公は、中学卒業後に石川県から上京してきた岩倉美津未（いわくら みつみ）。高校に首席で入学するも少し天然でずれている彼女が、周りの友人たちの心を動かしていくスクールライフコメディです。アニメはP.A.WORKSが制作を務めており、優しい色使いや丁寧な映像表現でも話題を呼びました。

アニメ『スキップとローファー』2期が制作される可能性は？

　アニメ『スキップとローファー』の1期は2023年6月に放送が終了、2期が制作されるかどうかはまだ決まっていません。しかし1期の放送中には中国の動画サイトBilibiliにて、4月クールのアニメ作品の中でレビュー評価1位になるなど、国内のみならず海外でも大きな人気を博したので、2期制作の可能性は高いのではないでしょうか。

　SNSでは2期を待望する声が多く寄せられていて、原作者の高松美咲さんもTwitterで「配信いっぱい再生して、予算に余裕ある方はBlu-ray買って、2期やろ〜ね、あんたたち！」と呼びかけ、2期へ期待するコメントをたびたび残しています。

　一般的にTVアニメの続編は、制作決定の発表から1～2年後に放送されるケースが多いです。2023年7月現在で制作が未定であることから、今後2期制作が決定した場合、放送は2024年秋以降である可能性が高いと考えられます。

アニメ『スキップとローファー』2期の放送局は？ネット配信・無料配信はある？

　2期が制作されるかどうかは決まっていないのであくまで予想となりますが、1期はTOKYO MX、AT-X、北陸朝日放送、BS朝日、関西テレビ放送で放送されていたので、最低限でも同じ局では放送される可能性が高いのではないでしょうか。

　ネット配信の有無も未定ですが、1期はABEMA（アベマ）、DMM TV、U-NEXT、Netflix（ネトフリ）など多数のサイトで配信されていたため、2期もネット視聴できる可能性は高いと思われます。また1期はABEMAで無料放送されていたので、ABEMA放送されるようであれば、また無料で視聴できる可能性が高そうです。

原作のどこまでアニメ化した？2期はどこから？

　原作は8巻まで発売されていますが、1期ではそのうち4巻で描かれた文化祭のエピソードまでが全12話でアニメ化されました。原作の単行本は年に2冊ペースで発売されているので、現状でギリギリ2期をアニメ化するだけのエピソードが貯まっているという計算になります。8巻ではみつみの恋愛という、大きく物語が動く展開が描かれるので、2期が制作されるとしたら、そのエピソードが大きな山場として描かれるのではないでしょうか。

アニメ『スキップとローファー』2期は全何話？

　2期の制作は決定していないためあくまで予想ですが、原作のストックも鑑みると、2期も1クール12〜13話になる可能性は高いと考えられます。

　制作を担当したP.A.WORKSは『SHIROBAKO』『凪のあすから』『Angel Beats!』『花咲くいろは』などの人気オリジナルアニメで知られていて、2022年放送の『パリピ孔明』で初めてマンガ原作のアニメ化を手がけた経緯がありますが、『パリピ孔明』も全12話でした。

アニメ『スキップとローファー』1期のスタッフは？

原作：高松美咲（講談社「月刊アフタヌーン」連載）
監督・シリーズ構成：出合小都美
副監督：阿部ゆり子
キャラクターデザイン・総作画監督：梅下麻奈未
総作画監督：井川麗奈
プロップ設定：樋口聡美
美術監督：E-カエサル
美術監修：東潤一
美術設定：藤井祐太
色彩設計：小針裕子
撮影監督：出水田和人
3D監督：市川元成
編集：高橋歩
音響監督：山田陽
音楽制作：DMM music
音楽：カッパエンターテインメント、若林タカツグ
アニメーション制作：P.A.WORKS
製作：「スキップとローファー」製作委員会

　P.A.WORKSは丁寧なアニメーション制作に定評があるスタジオで、『スキップとローファー』も細部までこだわり抜かれて制作されていました。

　監督とシリーズ構成は『夏目友人帳』シリーズなどで知られる出合小都美（であい ことみ）さん。キャラクターデザイン、総作画監督は『ステラ女学院高等科C3部』の梅下麻奈未（うめした まなみ）さん、音響監督は『天気の子』『すずめの戸締まり』など新海誠（しんかい まこと）作品に多数関わる山田陽（やまだ はる）さんが担当しました。

アニメ『スキップとローファー』1期の声優は？

岩倉美津未（いわくら みつみ）：黒沢ともよ（くろさわ ともよ）
志摩聡介（しま そうすけ）：江越彬紀（えごし あきのり）
江頭ミカ（えがしら みか）：寺崎裕香（てらさき ゆか）
村重結月（むらしげ ゆづき）：内田真礼（うちだ まあや）
久留米誠（くるめ まこと）：潘めぐみ（はん めぐみ）
ナオ（岩倉直樹／いわくらなおき）：斎賀みつき（さいが みつき）
迎井司（むかい つかさ）：田中光（たなか ひかる）
山田健斗（やまだ けんと）：村瀬歩（むらせ あゆむ）
兼近鳴海（かねちか なるみ）：木村良平（きむら りょうへい）
高嶺十貴子（たかみね ときこ）：津田美波（つだ みなみ）
 
　みつみ役の黒沢ともよさんは、『響け！ユーフォニアム』の黄前久美子役、『宝石の国』のフォスフォフィライト役などで知られ、さまざまな作品でメインキャストを務めています。みつみを演じるにあたっては「計算を匂わせないようにした」と語っていました。そして学校一のイケメン・志摩役は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』デクスター・キュラスター役などのほか、ナレーション、吹替でも活躍する江越彬紀さんが担当しました。

　このほか内田真礼さん、潘めぐみさんなど著名な声優陣が多数出演。潘さんは11話に登場した志摩の3歳の弟・慧理（けいり）の声も演じています。アフレコ現場は和気あいあいとしていて本当の学校のようだったと、多数の出演者がインタビューなどで話していました。

1期の主題歌は？

　オープニングテーマは須田景凪（すだ けいな）さんの『メロウ』、エンディングテーマは逢田梨香子（あいだ りかこ）さんの『ハナウタとまわり道』でした。オープニングはみつみと志摩が軽やかにステップを踏んでダンスをする映像も話題になり、キラキラとした世界観が印象的でした。一方のエンディングでは、優しい雰囲気の楽曲に乗せて夕暮れの街をみつみがゆっくりと歩いていき、温かみのあるムードが流れていました。

まとめ

　放送が進むにつれてファンを世界中に増やしていった『スキップとローファー』。共感を持てるキャラクターや等身大のストーリーに、多くの人が魅了されています。改めて1期の放送を配信やブルーレイで振り返りつつ、2期制作決定の発表に期待しておきましょう。

(c)高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会