7月は連敗スタートとなりながらも、オールスター直前に連勝を重ね、オールスター後もチーム全体として復調の兆しを垣間見せつつある埼玉西武ライオンズ。そんな西武の現状と今後の鍵について、野球解説者の里崎智也氏が言及した。

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7月21日放送のABEMA『バズ!パ・リーグ』では、パ・リーグ各球団の状況と、後半戦の鍵について里崎氏が語ることとなったが、その中で里崎氏は、現在5位の西武について、「鈴木将平。あと蛭間など。あと長谷川とか、岸。この若手の躍動というところが、結構あるんですよね。その中で栗山、外崎、源田、中村とベテラン、主力勢が、盛り返していけたら大きな戦力アップになっていくんで。ここの若手が押し上げていけば、層が厚い打線になっていくんで。」と、このところ活躍している鈴木将平や蛭間拓哉、長谷川信哉、岸潤一郎とった若獅子たちに加え、今季は主砲をつとめる中村剛也をはじめとするベテラン勢をはじめとする主力たちが復調することで、西武打線が本来の輝きを取り戻すと指摘。続けて里崎氏は、「あと、足も使えるっていうところもありますし。そういったところでは後半戦、こういった若手が、ベテランと融合して活躍できるかっていうところが鍵だと思います。」と、ベテランと若手の融合、そして“足”が自慢の選手たちを使った“走魂”野球ができるようになることで、チーム浮上の可能性があると指摘した。

西武といえば、もともと若手を中心に足のある選手が多いが、それに加え、7月第1週には、中日から俊足巧打の高松渡を獲得。その高松が移籍早々に2軍戦で早くも存在感を見せるなど、後半戦はなんとも楽しみな要素も。また、7月6日の千葉ロッテマリーンズ戦(東京ドーム)の最終盤にセンター・岸が見せた“センターゴロ狙いの爆肩返球”のように、最後まで試合を諦めない姿勢も、「勝負」という意味では頼もしい要素だけに、後半戦はこうした持ち味を活かす形で、巻き返しをはかって頂きたいところだ。