将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)への挑戦者決定三番勝負第1局が7月31日に行われ、永瀬拓矢王座(30)と伊藤匠六段(20)が午前10時から対局を開始した。三番勝負の勝者が10月6日に開幕する七番勝負への挑戦権を獲得する。
【中継】永瀬王座VS伊藤六段 注目の挑決三番勝負第1局(生中継中)
永瀬王座は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:6期)、順位戦A級(A級:3期)。タイトルは連覇中の王座4期と、叡王1期の計5期。一般棋戦では若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦でそれぞれ1回ずつ優勝経験がある。今期の竜王戦は1組3位で決勝トーナメントに進出。第28・34期以来3度目の挑戦者決定三番勝負で初の竜王挑戦を目指す。
伊藤六段は2020年10月に四段昇段。竜王戦5組、順位戦C級1組。棋戦優勝は新人王戦で1回。藤井竜王とは同学年で、小学生大会でも対戦し勝利した経験がある。藤井竜王から4年遅れてのプロ入りにはなったが、各棋戦でも上位で活躍を見せるなどその存在感は“若手枠”を大きく飛び越え「将来のタイトルホルダー候補」に数えられている。今期の竜王戦は5組優勝から決勝トーナメントに参戦。竜王挑戦経験を持つ広瀬章人八段(36)、丸山忠久九段(52)ら強豪を次々なぎ倒し初の挑戦者決定戦の舞台にたどり着いた。
両者のこれまでの対戦成績は2局で、伊藤六段が2連勝を飾っている。持ち時間は各5時間、振り駒の結果、先手番は伊藤六段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)