7月22日にほっともっとフィールド神戸で行われたオリックス・バファローズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、オリックス・若月健矢が放った劇的なサヨナラ弾に野球解説者の里崎智也氏が言及した。
【映像】“体に異変”が起きながらサヨナラ弾を打った瞬間
2回に日本ハムが4点を先制するも、その裏、オリックスは3点を返し、7回にはさらに1点を返して試合を振り出しに。そして4-4の同点で迎えたこの試合の9回裏、日本ハムは今季も抜群の安定感を見せるベテラン左腕・宮西尚生を投入。その宮西は、まずこの回先頭の8番・野口智哉を投手ゴロに打ち取り1死とすると、ここで打席に入ったのが、この日、3打数2安打と当たっていた若月。
宮西は、若月に対しての初球、真ん中やや低めのストレートでまずストライクを奪うと、カウント0-1からの2球目はやや外寄りのストレートに。すると、この球をカツンと捉えた若月の打球はライト方向へと高く舞い上がる大飛球に。そのままライトスタンドへと飛び込むなんとも劇的なサヨナラ弾となった。しかも、試合後に語ったところによると、この打席で若月は両足がつった状態。“激走を必要としない打球”を自ら放つことで、白熱した試合に幕を引くという形となった。
7月28日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めて若月によるこの“両足がつりながらのサヨナラ弾”について紹介することとなったが、VTRで若月の様子を見た里崎氏は、開口一番、「つってる割に下半身結構使ってましたけどね。下半身使わないと逆方向ホームラン打てないですからね。」とコメント。一口に“つる”と言っても程度によるとしながらも、若月がチームメイトたちに手荒い祝福を受けている様子などを眺めながら、「軽快に走ってるじゃないですか!」と、さらにツッコミを入れることとなったが、「ただこの1発は、大きかったですよね。」と、改めてこの値千金の一打が持つ意味を踏まえる形で、称賛した。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)