7月23日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、“ソフトバンクの助っ人初本塁打”となる来日初アーチを放ったソフトバンク・アストゥディーヨについて、野球解説者の里崎智也氏が言及した。
【映像】ホームラン打ってブチギレ!?衝撃の瞬間
この試合、5番・一塁で先発出場を果たしたアストゥディーヨは、2-1、ソフトバンク1点のビハインドで迎えたこの試合の6回表、無死一塁の場面で、ロッテ先発・小島和哉が投じたやや内寄りのストレートを豪快にフルスイング。打球は快音を残してそのまま弾丸ライナーでレフトスタンドへと着弾するという、強烈な逆転2ランで、嬉しい初本塁打を記録することとなった。
7月28日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、アストゥディーヨにとっては来日初本塁打、チームとしても“助っ人外国人初本塁打”となるこの一撃についてVTRを交えて紹介することとなったが、その際に野球解説者の里崎智也氏は、「まあ、これ1本だけじゃね!打ったホームラン素晴らしいですけどね。」と、初アーチとなったこの1打については称賛しつつも、これまで104打席快音ナシと日本の野球に苦しんだことなども踏まえる形でコメント。そうした上で「どこまで続けられるかというところがポイントなんじゃないですかね。」と、あくまで“ここからがスタート”であるという見方を示すこととなった。
実は里崎氏は、6月16日の放送でも、ソフトバンクが12球団で唯一、助っ人外国人野手による本塁打が記録されていないという、深刻な状況に見舞われていたことについて、「もう、外国人選手の打者、まったく打たないですもん。給料だけ高くて。」「もっと活躍するかと思ったら、まったくしなくて。最初のうちは三振しないっていうので話題になってましたから。いやいや、三振してもいいから打ってくれみたいな。」と、長打力を求めて獲得したにもかかわらず、肝心の長打が出ていなかった助っ人野手陣についてバッサリ。さらにこうした状況を受けてシーズン途中での再獲得となったデスパイネについても、どこまで頑張れるかわからないですからね。そりゃ今の選手よりも頑張れると思いますけど、だからってどれだけ打てるのかっていうと、現状、未知数な部分ありますけど。」と、厳しい見立てを示していた。シーズンも終盤へと向かっていき、チームとしても、より長打の欲しい場面が増えると予想されるだけに、今後、アストゥディーヨが、こうしたシビアな見立てを覆すような活躍を見せることに、期待したいところだ。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)