7月に入って福岡ソフトバンクホークスが首位陥落後にまさかの12連敗、代わってオリックス・バファローズが首位に立ち、早くも優勝に向けて走り出した感のあるパ・リーグ。そうした中で、優勝争いとともに、にわかに注目を集めるクライマックス・シリーズへの進出ラインについて、野球解説者の里崎智也氏が言及した。
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7月28日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、優勝争いを繰り広げるオリックス・バファローズ、千葉ロッテマリーンズ、福岡ソフトバンクホークスの優勝ラインに加え、東北楽天ゴールデンイーグルス、埼玉西武ライオンズ、北海道日本ハムファイターズが目指すクライマックス・シリーズ進出についても、里崎氏が自身の見立てを語ることとなったが、まず里崎氏は「CS(進出)ラインで言うと、やっぱ5割が1つの目標になってくるんで。」とした上で、「楽天はこの7月、8月を16勝13敗(のペース)。これで行くことによって、この16勝13敗(のペース)を続けるっていう。簡単に言えば。そうなったら貯金3になるんで、貯金3を(2ヶ月)続けて、(借金がなくなり)貯金1になってくるんでね。これが楽天はクライマックスに向けては必須かなと。」と、まず楽天については16勝13敗ペースを続けて8月を終えることができれば、クライマックスシリーズ進出が可能であるとした。
続いて5位の西武について里崎氏は「残りこの7月、8月を18勝11敗。で行けると、8月終わったときに、56勝になるんで。56勝になって、もう1回18勝するっていうのが必要なんです。最低限これは必要かなと。」と、4位・楽天に比べて借金が多い分、必要な勝ち星もまた多くなりはするものの、クライマックスシリーズへの進出ラインが5割であると仮定すれば、まだまだ現実的な範囲であるとした。
そして、現在最下位の日本ハムについて里崎氏は、「この7月、8月を20勝9敗(のペース)ですよ。20勝9敗で、7月、8月で57勝まで乗せられれば、あと16勝。タイに持っていけるんで。」と、大型連勝が必要ではあるものの、可能性としてはゼロではないとした上で、「だから、ソフトバンクとかロッテが優勝するためのラインと、日本ハムがAクラス入りするのためのラインは一緒なんです。」と、優勝ライン到達までには、20勝10敗ペースが必要だというロッテと、21勝8敗ペースでの戦いが必要だというソフトバンクと、日本ハムのクライマックスシリーズ進出に必要な勝敗ペースは、はからずもほぼ同じであると、自身の見解を語ることとなった。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)