7月24日に行われたオリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、オリックスのエース・山本由伸を攻略し、7月7日から続いていた大型連敗を12でストップさせたソフトバンク。同じく、7月5日からの13連敗を7月26日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でストップさせた日本ハム。いずれも、ファンからすれば白星までやきもきさせられる展開となったが、こうした一連の流れの中で両軍のファン同士が見せた心温まる交流が、他球団のファンからも注目を集めている。
【映像】サヨナラ被弾で12連敗が決まった瞬間
もともと大型連敗に突入してからというもの、なんともフラストレーションが募る形となっていた両軍のファン。しかし負けを重ねるうちに、やがてネット上では、ソフトバンクと日本ハムのファンが、互いの連敗ストップを願い、励ましあう声が散見されることに。
それはソフトバンクの連敗ストップが実現した7月24日の試合後に最高潮となり、喜び、安堵するソフトバンクファンに対し、日本ハムファンが「ホークス連敗ストップおめでとう!」「なんか泣けてきた」「ホークス連敗ストップ本当によかった!うちも止まるといいな!」「連敗ストップ本当に良かったですね!鷹党のみなさんおつかれさまでした!」「みなさん今夜からぐっすり眠れますね」「ホークスさんはやっと連敗ストップか。よかったよかった。」「贔屓チームのこと以外でこんなにうれしかったの初めてかもw」と、ソフトバンクとそのファンを祝福するコメントを相次いで投稿。これに対し、ソフトバンクファンからも「…今日こそはハムさんも必ず!」「お次はハムさんの番です」「早く止めて一緒に祝勝会や」「連敗ストップの瞬間にはおいらも立ち会いたいわ ちな鷹」「一緒に喜びをわかちあいたいわ」「気持ちはめっちゃわかる!くじけずに頑張れ!」と、日本ハムの連敗ストップを願う声が立て続けにSNS上などに投稿されるという、珍しい事態に。その後、日本ハムが連敗をストップさせた7月26日には、ソフトバンクファンからの祝福が続々と寄せられることとなった。
日頃は同じリーグで互いにしのぎを削るチームとそのファン同士という関係でありながらも、お互いのエール交換ともいえる声援を送りあうという、ある種の“絆”を見せた両チームのファンに、他球団ファンからも祝福の声が。また、そうした声に加え、「なんかこういう友情っぽいのってええな」「涙腺緩むわ…」「これぞファンの鑑」「高校野球の応援に通じるものあるな」「こういうの見るとやっぱ野球ファンはピュアなんだと思うわ」「とにかく鷹さんハムさんおめでとう!」「まだまだこれから!連勝あるで!」といった様々な反響が寄せられることとなった。