8月1日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、日本ハムの・万波中正が放った起死回生の同点アーチについて、野球解説者のG.G.佐藤氏が言及した。

【映像】落合・清原レベル!弾丸ライナー右打ち驚弾

1-2、日本ハム1点のビハインドで迎えたこの試合の9回表、この回、先頭で入った万波は、カウント1-1からの3球目、ロッテの守護神・益田直也が投じた益田が投じた外角低めの難しいコースへのストレートに反応し、振りぬくと、打球は快音を残してライトへと伸びる弾丸ライナーに。そのまま右中間を破っての二塁打コースかと思いきや、これがまさかのスタンドイン。勝利を確信していたスタンドのロッテファンはもとより、投げた益田をも唖然とさせる驚きの同点弾となった。

8月4日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこの一撃について振り返る形で紹介することとなったが、その際にG.G.佐藤氏は、打たれた益田のボールが失投ではなかったとした上で、「角度的にも入るとは思わなかったですよね。」と、打球の角度から見ても、本来であればスタンドインするような打球には見えなかったと指摘。その上で、「外の真っ直ぐの、一番ホームランを打ちにくいボールを、このバッティングで、この角度、入っちゃうわけですから、万波選手、モンスターです、マジで。」と、まさに“怪物級”の打撃であると絶賛した。

また、G.G.佐藤氏は、こうした万波の打撃に、その成長ぶりが伺えることにも着目。「ポイントを近くにして押し込んでいく技術も入ってますよね。」「打球突き刺さってますもん。逆方向ですけど。」と、持ち前の長打力に加え、右方向でも勢いが落ちることのない長打を放つことができる万波の打撃について改めて考察する形で、称賛することとなった。