【第105回全国高校野球選手権記念大会】土浦日大8-3上田西(1回戦・第1日・第1試合・甲子園)
第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)が6日、阪神甲子園球場で開幕した。第1試合では長野代表・上田西のライトが好返球で相手の決勝点を阻止。ダイナミックなプレーにスタジアムは地鳴りのような歓声、ファンからも多数の反響が寄せられた。
9回表、2-2の同点で打席には土浦日大の2番・太刀川幸輝選手(3年)。2死ながら走者は二塁。上田西の2番手投手・服部朔矢選手(3年)が投じた5球目、135キロのストレートを太刀川は流し打ち、強いゴロでライト前へヒットとなった。ここでライトの木次志颯選手(3年)はボールを掴むとすぐさまバックホーム。驚速の送球により走者の大井駿一郎選手(2年)は本塁クロスプレーでアウト、見事に失点を防いだ。
実況の高野純一氏は「光る!上田西の守備!長野大会からノーエラー!甲子園でも好守備を続けています!」とこのプレーを称えた。まるでレジェンド・イチローを彷彿させるようなレーザービーム返球。現地の観衆は大歓声、配信を観ていたファンからも「すごいバックホーム!!!!」「完璧すぎる!!」「超カッコよかったなー!!」と次々に賛辞が寄せられた。解説の元横浜高校監督・渡辺元智氏は「間が合ったとしても、ああやってキチっとストライク(返球)が来るとは思わない。よくこういう場面で逸れるんですけど。相当守備力を鍛えてますね!」と木次の返球を称えていた。
甲子園の大観衆を揺るがすほどの木次のスーパーバックホーム。長野大会で打率.462と打棒でチームを引っ張る一方でエラーはゼロと大活躍。8年ぶり3回目の夏の甲子園進出に貢献した。堅守・上田西を象徴するようなスーパープレーにファンの興奮も冷めやらぬという名シーンだった。なお試合は延長タイブレークとなり10回表に土浦日大の打線が爆発、上田西は反撃及ばず3-8と敗れているものの、最後までこの試合は両軍ノーエラー。上田西は予選から通じて誰一人としてエラーをせず、堅守の上田西として堂々と夏の戦いを終えた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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