【第105回全国高校野球選手権記念大会】川之江4-9高知中央(1回戦・第2日・第1試合・甲子園)
「全国の球児の思いを一投一打に込め、全力で戦い抜く」と力強く決意を述べた球児が、その宣言通りに夏の甲子園で躍動した。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第2日目が7日、阪神甲子園球場で行われた。第1試合では夏の甲子園初出場となる高知代表・高知中央、3番・ライト西岡悠慎主将(3年)が第1打席で初安打をマーク。現地スタジアムでは温かな拍手が沸き、ファンからも大きな反響が寄せられた。
【映像】選手宣誓では緊張の表情 西岡悠慎主将、初安打に爽やか笑顔(13分20秒頃~)
1回裏、1死走者一塁の場面で“聖地”夏の甲子園の打席へ入った西岡。走者がいることからバントの構えをみせ相手投手へプレッシャーもかけていく。川之江のエースで4番を打つ山内太暉選手(3年)の3球目、116キロのチェンジアップに西岡は反応、止めたバットに“ちょこん”と当たる形にはなったものの、これがライト前に転がってヒット、走者一、三塁のチャンスメークに成功した。
現地ファンはこれに大きな拍手、また配信を観て応援していたファンも「ナイスナイス!」「いい笑顔」とコメントを寄せ、SNSでも「西岡くんバットストップすごいわ」「昨日選手宣誓した高知中央、西岡主将、ナイスバッティングよーカッコイイ!!」など反響があった。
実況の山下剛氏によると山内と西岡は対戦経験もあり、これまでは山内が抑えることが多かったとのこと。この大一番で西岡は山内からヒット、一塁上では笑顔もみせてチームを盛り上げた。通算勝利68勝を挙げた高校野球のレジェンドで、この日は解説を務めていた髙嶋仁氏はこの打席を振り返り「(打ったのは)チェンジアップと思うんやけどね、止めにいきましたけどね、(当たった)ポイントが良かった」と説明していた。
「今後も勇気さえあれば夢は必ず叶う」とウォルト・ディズニーの言葉を引用した宣誓の通り、西岡は夢の舞台で全力プレー。ベンチ内でも大声でチームメイトを叱咤、時には表情を緩め、この“聖地”で過ごす貴重な時間を全身で楽しんでいるようだった。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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