【第105回全国高校野球選手権記念大会】愛工大名電1−2徳島商(1回戦・第2日・第4試合・甲子園)
【映像】男手ひとつで育ててくれた父へ…気迫あふれるプレー
8月7日に放送された『熱闘甲子園』で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の愛工大名電(愛知)対徳島商(徳島)(1回戦・第2日・第4試合)の一戦を紹介。その際、徳島商の捕手・真鍋成憧と、父・卓さんの“感謝と絆の夏物語”に、番組が注目した。
徳島商のエース・森煌誠を、巧みなリードとガッツ溢れるプレーで盛り立てる捕手・真鍋。そんな真鍋の試合には、今大会をはじめ、いつもスタンドで見守る父・卓さんの姿があった。
双子の兄・至憧も高校球児という真鍋家を、男手ひとつで支えてきたのは卓さんだ。そのため真鍋は、「ちっちゃい頃から、親父一人でやってくれてたんで、ほんまに感謝しかないです。」と、父への感謝の想いを、照れることなく口にする。その優しく素直な口ぶりを見ていれば、父である卓さんと、真鍋ら2人の息子たちが、どのような時間を過ごしてきたかが窺える。卓さんもまた、そんな2人の野球少年たちを誰よりも近くで見守り、励まし、愛情を注ぎ込み続けてきた。だが、そんな卓さんに、今夏、悩ましいことが起きる。徳島県大会の決勝で、兄である至憧の所属する鳴門と、弟・成憧の所属する徳島商が対戦することとなったのだ。
ともに愛する息子同士の対戦とあって、どちらか一方の応援をするわけにはいかない卓さんは、「全力で応援できんことは、こんなにしんどいことなんかなと。」と、1人の父として思い悩みつつ、試合当日は、球場の中央で観戦したという。結果、弟・成憧の徳島商が勝利。甲子園出場を決めることとなったが、こうした経緯から、卓さんは試合前、「(甲子園では)全力で至憧と一緒に徳商を応援しようかなと。」と晴れやかな表情で語っていた。
試合前、「お父さんが応援してくれるのが一番嬉しいので、頑張って、結果で恩返ししたいと思います。」と語っていた真鍋は、スタンドから父が見守る中で、終始、気迫をあふれる全力のプレーを披露。2度の死球に見舞われながらも、その後も怯むことなく、また、持ち前の明るい笑顔を絶やすことなく、胸を張って打席に立ち、また、4回裏の守備では、好スローイングで盗塁を刺すなど、気迫あふれるプレーでチームの勝利に貢献した。
試合後、「ここまで来られたのはお父さんのおかげだと思ってるんで、最後まで笑顔で全力で終われたらいいなと思います。」と語った真鍋。父と子の夏は、まだ始まったばかりだ。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
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8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
8/16 第10日 | 8/17 第11日 | |
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8/19 第12日 | 8/21 第13日 |
『熱闘甲子園』動画一覧
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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