【第105回全国高校野球選手権記念大会】花巻東4−1宇部鴻城(1回戦・第3日・第1試合・甲子園)
【映像】佐々木麟、相手が「一番嫌がる打撃」を決めた瞬間
8月8日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の花巻東(岩手)対宇部鴻城(山口)の一戦を紹介。番組では、高校通算140本塁打を放っている花巻東の佐々木麟太郎選手の打撃について、キャスターとして出演している斎藤佑樹氏が言及した。
試合結果について紹介した後、「花巻東の佐々木倫太郎君、今日、3安打の活躍でしたね。」と、ヒロド歩美キャスターに水を向けられた斎藤氏は、「“バッテリー泣かせ”のバッティング技術が光っていました。」と、先制点となるタイムリーをはじめ、すべてレフト方向へ3本の安打を放った佐々木の打撃についてコメント。
続いて、番組では佐々木の打撃VTRを眺めながら、改めて解説することとなったが、斎藤氏が注目したのは、0-0で迎えた初回、2死走者なしの場面での最初の打席。この打席で佐々木は、宇部鴻城バッテリーから徹底した内角攻めをされることとなったが、カウント3-1からの5球目、内角のストレートを、手首を返さずにレフトへと弾き返すという一打を披露。
この打撃について斎藤氏は「ホームランを警戒されるなかで、徹底したインコース攻めを受けていたんですが、そのボールを、レフト方向にヒットにするんですね。これ、バッテリーとしては厳しいインコースに投げてはいたんですけども、佐々木君、これを無理して引っ張らずに、手首を返さずにレフト方向に打ち返すんです。」と、内角攻めをされる中で、その内角の球を上手く逆らわずに短打とした点に注目し、「やっぱり高い技術が必要ですし、長打ではなく、後ろにつなぐ意識が強いんだなと感じました。」と、その高い打撃技術はもちろんのこと、佐々木ならではの“後ろにつなぐ意識”が表れた打撃であったとした。
また、試合後に行われた佐々木自身へのインタビューで斎藤佑樹氏は、「手首を返さないでレフトに持っていくあの技術って、(相手バッテリーは)すごく嫌だと思うんですけど…」と水を向けると、佐々木は「練習とかもしてきた中で、生まれたものだったら自分自身も嬉しいですし」と謙虚に語りつつ、「チームが勝つことだけを考えてやっていきたいなというふうに思います。」と、チームの勝利への貢献、すなわち佐々木自身が掲げる「貢献こそ活躍」という言葉とその意味を、改めて確認するかのように、力強く語った。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
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『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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第3日 | 通算140HR!花巻東の佐々木麟太郎選手が最後の夏 |
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