【第105回全国高校野球選手権記念大会】クラーク国際7-1前橋商(1回戦・第3日・第2試合・甲子園)
守備が上手すぎるーーこう感じた人も多かっただろう。27個のアウトのうち、ショートゴロが実に9個。そのいずれも上手にさばいたのが、クラーク国際の遊撃手・高橋歩希選手(2年)だった。
【映像】クラーク国際・高橋選手の華麗な守備(1時間48分55秒ころ~)
1回裏、前橋商の先頭打者が放ったショートゴロを軽快にさばくと、次打者のセンターへ抜けそうな緩い打球をキャッチしてすかさず一塁へ送球。左打者だけに間一髪アウトとなったが、いずれもスピーディな守備だった。
2回裏も先頭打者がセンターへ高いバウンドの打球を放ったが、キャッチ後の送球が素早く、高校生の守備とは思えなかった。
4回裏は1死二塁の場面で6番打者が放った三遊間へのボテボテのゴロに素早く追いついた直後、目の前で打球のバウンドが高まったが、慌てることなく一塁へ送球、二塁ランナーを塁上に留まらせた。同点の場面であり、エラーをしていたら…と感じるほどのグラブさばきだった。
6回裏に先頭打者が放ったゴロをシングルハンドで捕球後、素早い送球をみせた。7回裏、三遊間を抜けそうな打球に逆シングルで追いつくもボールを弾いた。記録はヒットだったが、難しい打球に追いついた動きに目を奪われた。
目を見張ったのは8回裏。先頭打者のピッチャー返しの打球に追いついたが、キャッチ直前にまたもバウンドが変わった。しかし高橋選手は慌てずに捕球すると素早く一塁へ。実況アナも「ボールを捕った!難しい打球!」と叫ぶほどの華麗な守備。文字通り「球際に強い」守備だった。続く打者がヒットで出塁後、またもショートへボテボテの当たりが飛んだが、キャッチ後すかさず二塁へトス。
9回裏も2つのショートゴロをさばきゲームセット。最後のショートゴロはショートバウンドを華麗にキャッチしてすかさず二塁へ送球、一塁ランナーを二封した。前橋商を1点に抑えた大きな要因こそ高橋選手であり、2005年ベスト8に進出した樟南のショート・前田大和(現DeNA)を思い出す鉄壁の守りだった。
画像提供:バーチャル高校野球
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