“着物・浴衣警察”にEXITりんたろー。「敷居の高さが文化を衰退させる」 兼近「やりすぎちゃうと批判されない」
【映像】“着物・浴衣警察”の指摘を受けたハヤカワ五味氏の浴衣姿

 実業家のハヤカワ五味氏が怒りを表明している「着物・浴衣警察」。他人の着付けや着こなしを注意したり、安価でポップな着物を悪く言うなど、着物をめぐる思想を押し付ける人のことだ。ハヤカワ氏は5年前、浴衣でお祭りに行った写真を投稿した際、着物・浴衣警察からの指摘が相次いだという。それ以降も毎年のように指摘を受けていると話す。8月3日放送の『ABEMA Prime』ではこの件を取り上げ、EXITのりんたろー。と兼近大樹がコメントした。

【映像】“着物・浴衣警察”の指摘を受けたハヤカワ五味氏の浴衣姿

 りんたろー。は、「五味ちゃんで怒られていたら、俺らはどうなってしまうのかというぐらい着崩している。夏のイベントで浴衣を着る時は、帯なんかせず蛍光のベルトで止めて、ベローとたらすだけ。それでスニーカーとサングラスを合わせる」と述べた。また、「新規のファン層が入ってくる感じを怖がる文化がある。その敷居の高さが、実は文化を衰退させているのではないか。五味ちゃんが浴衣を楽しんでいることでプラスになる、そういうことも考えて欲しい」と語った。

 一方で、りんたろー。は「やりすぎていて、来ないのかもしれない。ぶっとびすぎていて、あんまこないよね」と投げかけ、兼近も「そうだ」と答えた。

 兼近は、「中途半端だといじりやすかったりツッコミやすかったりする。だから、僕たちがやりすぎてしまえば言われない。お笑い芸人もそうではないか。漫才か漫才じゃないか?論争の時も漫才っぽく見せているから批判されるだけで、行ききってしまえば何も言われない」と述べた。

 服飾研究家の山口志ゑ里氏は、「褒めてあげるというのが、日本の伝統と衣装をなくさない入口になっている。浴衣警察に批判されてる14~15の子が20歳になり、成人式に振袖を着たくなったりとか。30歳になって“昔、お祭りの時に褒められたのよ”というのをちょっとでも思い出してくれたら、着物を着るきっかけになるんじゃないかなと思う」と語った。

 兼近は、「子どもやヤンキーなどを褒めて伸ばすことは重要だ。注意してくる人たちにも“よく気づいたね”とまずは言ってあげる。“よく気づいたね。それで嫌な思いをする人もいるんだよね”と伝えてあげると、みんな相乗効果で良くなっていくんじゃないかな」との見方を示した。(『ABEMA Prime』より)

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