【第105回全国高校野球選手権記念大会】北海9−8明豊(1回戦・第5日・第2試合・甲子園)
【映像】亡き友へ 帽子に書かれたメッセージ
8月10日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の北海(南北海道)対明豊(大分)の一戦を紹介。今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシックで日本代表チームを優勝に導いた栗山英樹氏が、両チームが見せた激戦について言及した。
この試合、3回表の攻撃で、明豊が1点を先制すると、続く4回裏には北海が2点をとって逆転。すると5回、今度は明豊が2点を奪って再びリードを奪うという、一進一退の攻防が序盤から繰り広げられることとなったが、5-7、明豊2点のリードで迎えた9回裏、北海は2死走者なしの場面から四球と2本の安打で1点差とすると、さらに連続四死球で押し出しに。土壇場で同点とすると、延長10回表、タイブレークから、今度は明豊が1点を勝ち越すという形に。しかし諦めない北海は、その裏の攻撃でライトへのタイムリーで同点とすると、その後、1死一、三塁の場面からレフトへのタイムリーで1点。激戦を制することとなった。
また、この試合、敗れた明豊は、昨年、事故により急逝した吉川孝成君(当時2年)の名を帽子のツバに記す形で必勝を期し、大分県大会での激戦を勝ち抜いての甲子園出場ということもあって、試合前には、主将の西村元希選手も、「孝成も一緒にグラウンドで戦っているような形だと自分は思っていますし、どんな試合でも勝てるかなというふうに思っています。」と語っていた。結果は1回戦での敗退となったものの、昨年、吉川君の回復を信じて部員が連日エールを贈り続けたように、最後まで諦めず、部員一人一人が全力を尽くした試合となった。
なお、こうした両校の激しい熱戦に、現地で観戦していたという栗山氏は「仲間のためにという想いを含め、彼らの大切な時間を、すべて使い切って、それを出し切った。そういう、本当にすごい試合だったなと。そんな感じがします。」と、改めてその戦いを称える形で語った。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
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8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
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『熱闘甲子園』動画一覧
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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