【第105回全国高校野球選手権記念大会】いなべ総合0-3沖縄尚学(2回戦・第6日・第1試合・甲子園)
まさに縦横無尽、大きく動く変化球にファンも釘付けだ。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第6日目が11日、阪神甲子園球場で行われた。第1試合ではプロ注目右腕の東恩納蒼選手(3年)が登場。縦横に投げ分けるスライダーが注目を集めた。
東恩納は最速147キロの直球を武器に沖縄大会全5試合に登板し、31回1/3を投げて失点0。U18日本代表候補にも選出され、春の選抜では1、2回戦で完封勝利したプロ注目株。この日は初回、1番・梨本梢太選手(3年)を外角へ逃げる横変化のスライダーで三振。2番・平野寛大選手(3年)も空振り三振に抑えた。2つ目の三振は縦変化のスライダーだ。縦横に投げ分けた切れ味抜群のスライダーはインパクトも特大。解説の斎藤佑樹氏は「ジャイロ回転っぽい、縦回転のスライダーですよね、ちゃんとスピードも出てしますし」と驚いていた。後続もレフトフライで初回三者凡退、上々のスタートにファンからは「球が強くなってるね!」「いいピッチングです」「変化球エグい」「立ち上がりからすげえな」と賛辞が多数上がった。
6回は1死満塁のピンチを背負うも、ここでも東恩納は得意のスライダーで勝負し2者連続三振。本人は涼しい顔も、キャッチャーの大城和平選手(3年)が思わずガッツポーズをみせた。圧巻のパフォーマンスに斎藤氏は「完璧ですね!」。また「ランナーを背負った時の集中力がすごい」と加えていた。
打者34人に対して被安打9、奪三振9、与四死球は0と完封勝利。県大会からのゼロ行進は40回を超えた。テンポの良い投球で試合時間は今大会最短1時間41分。試合後の東恩納は「変化球主体だったが、次はストレートで抑えたい」と今後の戦い方について抱負も口にした。解説で智弁和歌山前監督の高嶋仁氏は今後の東恩納について「十分期待できると思いますよ」と目を細めていた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
1〜3回戦(タップで動画へ) | ||
---|---|---|
8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
8/16 第10日 | 8/17 第11日 | |
準々決勝・準決勝(タップで動画へ) | ||
8/19 第12日 | 8/21 第13日 |
『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
---|---|
第1日 | 浦和学院と仙台育英の好カードは3時間超えの大熱闘! |
第2日 | 川之江には幼なじみが4人…叶えたい願い |
第3日 | 通算140HR!花巻東の佐々木麟太郎選手が最後の夏 |
第4日 | 感謝届けたい相手がいる夏…第4日は家族の絆に胸が熱くなる! |
第5日 | 斎藤佑樹氏、捕手のキャッチング技術に脱帽! |
第6日 | 球児に宿るアルプスのチカラ |
第7日 | 笑顔 感謝 信頼...宿命 |
第8日 | ALL for ALL~全員が全員のために~ |
第9日 | 夏に輝くモンスター! |
第10日 | 広陵・主将が最高の舞台で最愛の人へ恩返し |
第11日 | 仙台育英に挑む履正社の信頼し合うW左腕 |
第12日 | 昨夏王者・仙台育英に立ち向かうは花巻東 |
第13日 | ベスト4がいちばん長い夏をかけて激突! |
第14日 | 4年ぶりに戻ってきた声に包まれ最後の一戦 |