【第105回全国高校野球選手権記念大会】文星芸大付 9-7 宮崎学園(2回戦・第6日・第4試合・甲子園)
気合のピッチングが打線の目を覚ました。栃木代表・文星芸大付の工藤逞選手(3年)が7回からマウンドに上がり、3イニングを無失点&逆転タイムリーを放つなど大活躍を収め、チームを勝利に導いた。
【映像】工藤選手が好投&逆転打!文星芸大付 - 宮崎学園 試合ハイライト
エースの渋谷優希選手(3年)を筆頭に堀江正太郎選手(2年)と工藤の3本柱の小刻みな継投策で接戦をモノにしてきた文星芸大付。甲子園の緒戦でもそのスタイルは変わらず、先発した渋谷が4回に捕まるとすかさずマウンドに堀江を投入。しかし、勢いに乗った宮崎代表・宮崎学園の猛攻を食い止めることはできず7点を奪われて、7回の攻防に入った。
ここで3番手としてマウンドに上がったのが工藤。栃木大会でも4試合で7イニングを投げるなど、リリーフ起用が多かったが、ストレートとチェンジアップの緩急を駆使した投球で先頭の川越魁斗選手(3年)をセカンドゴロ、続く田口周選手(3年)、丸山遥音選手(3年)をそれぞれショートゴロに打ち取り、無失点でピシャリと抑えてチームの反撃を待つことに。
すると打線はこの好投に奮起。2点ビハインドで迎えた8回裏、先頭打者の江田修選手(3年)がセンターへのツーべーヒットでチャンスを作り、続く篠崎景琥選手(3年)も出塁して無死一、三塁というチャンスに。ここで先ほど好投したばかりの工藤が打席に立った。
栃木大会では1打席しか回ってこなかった工藤だが、河野伸一朗選手(3年)の初球をたたくとライトへのタイムリーに。さらに打球処理に手間取る間に工藤はベースを回り、なんと三塁ベースも回ってホームイン。一気に3点を奪い、自らのバットで逆転に成功した。
これで勢いづいた工藤はその後2イニングで3安打を打たれるも要所を抑えて無失点で切り抜けて、試合終了。3イニングを無失点に抑え逆転のタイムリーを放つという大活躍で16年ぶりに甲子園に戻ってきたチームを勝利に導いた。
打って良し投げて良しと千両役者ぶりを発揮した工藤に視聴者からは「大活躍」「よくやった」と絶賛のコメントが飛び交った。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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