【第105回全国高校野球選手権記念大会】文星芸大付 9-7 宮崎学園(2回戦・第6日・第4試合・甲子園)
あきらめない心が聖地で見事に花開いた。栃木代表・文星芸大付は宮崎代表・宮崎学園と対戦。一時は4点リードされるという厳しい展開となったが、終盤に打線が奮起して逆転に成功。9-7で見事に16年ぶりの甲子園で白星スタートを飾った。
【映像】工藤選手が逆転打!文星芸大付 - 宮崎学園 試合ハイライト
栃木大会ではチーム打率.394を誇る強力打線がウリで甲子園に挑んだが、序盤は宮崎学園の先発・河野伸一朗選手(2年)の緩急をつける投球に苦戦。4回に2点を先制して流れを掴んだかに見えたが、その裏に一挙5点を奪われ逆転。その後も1点返した直後の5回裏に2点を献上するなど、3-7で前半を終えた。
クーリングタイムを経て迎えた7回表の攻撃。1死一塁の場面で2番の梅山浩輝選手(3年)がレフトへタイムリーツーベースヒットを放つと、続く曽我雄斗選手(3年)もライト前ヒットでなおも一、三塁とチャンスを拡大。そして4番の小林優太選手(3年)がレフトへタイムリーヒットを放ちさらに1点を追加と、徐々に河野を捉えはじめた。
そうして迎えた大団円は8回表。先頭打者の江田修選手(3年)がセンターへのツーベースヒットでチャンスを作ると、篠崎景琥選手(3年)も出塁して無死一、三塁と一打同点の場面で打席に入ったのは前の回からマウンドに上がった工藤逞選手(3年)。河野が投じた初球のストレートを逃さずに叩くと、これがライトへのヒットに。さらにエラーも重なった間に打った工藤も生還して一挙に3点ゲット。これで試合をひっくり返してみせた。
勢いづいた打線は止まらず、この後もヒットが続き、2死一、三塁という場面で打席に立った黒崎翔太選手(3年)が初球に来たスライダーを叩いてライト前へタイムリーヒット。1点を追加して、試合を決めた。
波に乗ったら留まるところを知らない文星芸大付打線に視聴者は「勢い止まらない」「すげえ」とその破壊力に驚きの声を多く挙げていた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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