【第105回全国高校野球選手権記念大会】沖縄尚学3−0いなべ総合(2回戦・第6日・第1試合・甲子園)
【映像】見えない!“高速スライダー”が炸裂する瞬間
8月11日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の沖縄尚学(沖縄)対いなべ総合(三重)の一戦を紹介。番組にキャスターとして出演した斎藤佑樹氏が、この試合で注目した選手として、沖縄尚学のエース・東恩納蒼選手の名を挙げた。
この試合、押し出し死球とタイムリーでとった3点を守りきる形で、9奪三振の完封勝利を飾った沖縄尚学の先発・東恩納に注目していたという斎藤氏は「注目したのは彼のスライダーです。まずはスライダーの球速が速いんです。ストレートが145km/h(最速)に対して、一般的には(スライダーは)120km/h台になるんですが、東恩納君の場合は130km/hを超えてくるんです。」と、東恩納の武器であるキレの良いスライダーの球速が、多くの投手と比較した場合に速いという点について指摘。その上で斎藤氏は「ストレートとの差が見分けづらく、バッターは空振りしやすいです。」と、球速差が小さいことで、打者にとってはストレートなのか、スライダーなのかが見極めづらいと解説した。
また斎藤氏は「そして、もう1つは、プレートの立っている位置。つま先が少しはみ出てます。」と、東恩納が投球の際に3塁寄りの端の部分を踏む形で立っているという点についても注目。これについては、試合後に行われたインタビューで、東恩納自身に斎藤氏が直接訊ねることとなったが、その際に東恩納は「右バッターのアウトローが、自分の中で生命線だと思っているので、そこに真っ直ぐだったり、スライダーだったり(を投げることで)、バッターが一番遠く(見えるように)なるのかなと思うので、そこのプレートを踏むようにしてます」とコメント。
これを受けて斎藤氏は、「彼の場合はつま先が(プレートから)ちょっと出るんです。何が違うかというと、普通に投げると見やすいんですけど、極端にやると、(右打者の)背中の方からボールが来るように感じるので、踏み込めずに、アウトコースのボールが遠く感じるんです。で、空振りになってしまう。」と、ボールの出所をより三塁側に近づけ、対角線上に投じることが、東恩納の武器であるスライダーを最大限に活かす秘策であるとし、「このスライダーはやっぱり打つのはなかなか難しいと思います。」と、改めて太鼓判を押す形で称賛することとなった。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
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『熱闘甲子園』動画一覧
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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