大谷翔平、MLB通算250勝右腕バーランダーから2試合ぶりのヒット！エンゼルスは世界王者アストロズの前に打ち負けて再び借金生活へ

【MLB】アストロズ10−3エンゼルス（8月11日・日本時間12日／ヒューストン）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場したアストロズ戦。大谷はアストロズ先発のバーランダーを相手に2試合ぶりとなるヒットを打つなど、4打数1安打2三振の成績を残した。一方、エンゼルスは世界王者のアストロズを相手に完敗。再び借金生活へと突入した。

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　ア・リーグ西地区で4位のエンゼルスが、8ゲーム差で追いかける2位アストロズとの3連戦初戦を迎えた。エンゼルスは2連勝で勝率5割に復帰。プレーオフ進出に向けて絶対に負けられないカードだ。

　大事な初戦でエンゼルスの前に立ちはだかるのは、過去の3度のサイ・ヤング賞を受賞し、通算250勝を挙げた右腕のバーランダー。大谷は通算対戦成績は20打数、4安打、2本塁打、9打点、打率.200と苦手としている。しかし8月は34打数、12安打、1本塁打、2打点、打率.353、出塁率.488、長打率.500、OPS.988と打撃絶好調。さらに今季のアストロズ戦では10試合に出場し、43打数、13安打、1本塁打、9打点、打率.302、出塁率.348、長打率.651、OPS.999と好相性だけに、大谷のバットが注目を集めた。

　迎えた1回、1死ランナーなしで迎えた第一打席は、2ボール2ストライクから外に逃げていくチェンジアップを捉えるもセカンドゴロに倒れた。3回に迎えた第2打席は、2ボール2ストライクからの最後は高めのストレートに空振り三振を喫した。しかし6回の第3打席では、厳しいインコースの球をセンターに弾き返すヒットを放ち2試合ぶりにヒットランプを灯した。8回の第4打席ではフルカウントで迎えた6球目のストレートを自信を持って見逃すが、ストライクコール。厳しい判定に大谷も思わず首を傾げた。

　なお試合は、2回にクロンが移籍後初ホームランを放ちエンゼルスが1点を先制。しかしその裏、先発のデトマーズがシングルトンに3ランホームランを浴びるなど、この回に5点を失い逆転を許す。4回にウォラックのスリーベースを起点に1点を返したが、その裏にはシングルトンに2ランホームランを許して、デトマーズはノックアウトとなった。

　6回にはレンヒーフォ、大谷、ドルーリーの連続安打で1点を返したエンゼルス。しかし終盤は得点できず、逆に点差を広げられるなど世界王者を相手に敗戦となった。これでエンゼルスは、58勝59敗で借金1。ワイルドカード争いで3位につけるブルージェイズも破れていただけに、その差を詰めたかったが、痛い敗戦となった。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）