【第105回全国高校野球選手権記念大会】専大松戸7-5東海大甲府(2回戦・第7日・第2試合・甲子園)
2年ぶり3回目出場の千葉代表・専大松戸が、点取り合戦の熱戦を制し3回戦進出を決めた。取られたら取り返す、両校とも勝負強い強力打線が持ち味だが、山梨代表・東海大甲府のわずかなほころびを見逃さずに得点を重ねて勝利。千葉県勢にとっては夏の甲子園100勝目の節目の白星となった。
【映像】専大松戸の先制点!ライトからの好返球もランナーが間一髪のヘッスラ披露!
最初に試合を動かしたのは専大松戸。3回、1死満塁から3番の中山凱選手(2年)が犠牲フライを放ち待望の1点目を手にした。この一点に負けじと東海大甲府も4回にすぐに追いついて1-1に。しかし、4回裏の専大松戸の攻撃では東外大甲府に暴投、バッテリーエラーなどが出て、3点の勝ち越し点が追加された。
東海大甲府はクーリングタイムを経て、6回から猛攻開始。粘り強さが持ち味の打線がつながり、技あり内野安打を積み重ねて3点を返して4-4に追いついて見せた。県予選でも苦しい場面を何度も潜り抜けてきただけに、多少の逆境にも動じない強い精神力を発揮。終盤戦に突入した7回には、2年生4番の岡田翔豪選手が2死二塁、カウント0-1でライトへの勝ち越しタイムリーをヒットを放ち、逆転に成功した。
しかし、専大松戸も“戦国千葉”の激戦をくぐりぬけ昨秋の新チーム発足以来、県内公式戦無敗の20連勝でたどり着いた大舞台。7回裏にここでも逆転に成功し、3点を加えると再び試合をひっくり返して見せた。
点取り合戦となった大熱戦を制し、専大松戸の3回戦進出を決めたこの1勝は夏の甲子園で“県勢100勝目”の節目の一勝に。48年ぶりの大優勝旗奪還に向けて、その勢いは止まらない。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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