【第105回全国高校野球選手権記念大会】八戸学院光星7-0明桜(2回戦・第7日・第1試合・甲子園)
8月12日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の明桜(秋田)対八戸学院光星(青森)の一戦を紹介。その際、キャスターとして出演した野球解説者の古田敦也氏が、この試合の勝敗を分けたポイントとして、八戸学院光星打線の“対応力”を挙げた。
この試合のポイントについて古田氏は、「明桜の先発・松橋君が本当にいいピッチングをしてたんで、なかなか攻略できませんでした。ただ、後半、しっかりと攻略しました。その“対応力”が強みだと思いました。」と、明桜の先発・松橋裕次郎選手に4回まで無安打と、完全に抑え込まれながらも、その後、きっちりと攻略の糸口を見出して対応し、勝利した八戸学院光星の“対応力”について指摘しつつ、称賛。続けて、八戸学院光星の1番・砂子田陽士選手の各打撃についてVTRで振り返りながら、「この1番の砂子田君なんですけど、さきほども出ましたけど、実は、第1打席、第2打席も、まったく対応できてなかったんですよね。(松橋の)この素晴らしいスライダー。ただ、この第3打席、5回に迎えた初めてのチャンスで、きっちり狙い打ちましたね。このあたり、本当に素晴らしい。」と、序盤の2打席ではいずれも松橋のボールに合わせられず、凡退していたものの、その後、5回、先制の好機で迎えた第3打席では、初球を叩いてタイムリーを放った場面を振り返る形で、その対応力の高さを称賛した。
また、古田氏は、先制タイムリーを放った砂子田に加え、「彼だけじゃないんですよね。実は藤原君もそうだったんですよね。ピッチャー代わって、難波君。このストレートが持ち味のピッチャーなんですが、空振りをしてしまいます。球が伸びてたんですから。そして、その後のボール、もっと高い球をですね、しっかり対応して、ホームランにまでしてしまう。」と、松橋から代わった2番手・難波佑聖から5番・藤原天斗が、7回の第4打席で、高めのストレートを叩いてレフトへ3ランホームランを打った点も称賛。その上で古田氏は、「この短い時間で、しっかり対応していくっていうのが、この打線の強み、強いところだとな思いました。」と、相手投手に短時間で見極め、攻略する高い対応能力が強みであると指摘することとなった。
それを受けてヒロド歩美キャスターは、「実際にお話を聞いたんですけど、普段からベンチで相手のピッチャーの情報を伝え合ってプレーしていると。“対応力が強み”と言っていました。」と、選手たちがそれぞれ打席で掴んだ相手投手攻略のための情報を、ベンチで共有しあい、攻略の糸口を見つけるようにしているという、八戸学院光星打線の攻略スタイルについて紹介。個々の活躍のみならず、チーム全体として相手投手攻略のために連携しあうという戦術が、勝利に結びついたということを明らかにすることとなった。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
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『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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