【第105回全国高校野球選手権記念大会】クラーク国際 - 花巻東(2回戦・第8日・第3試合・甲子園)
先発ピッチャーの快投に、野手も好プレーで応えた。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第8日目が13日、阪神甲子園球場で行われた。第3試合では花巻東のライト・久慈颯大選手(3年)が抜けていれば長打という当たりをダイビングキャッチでアウトに。プロの試合でも滅多に観られないようなファインプレーに甲子園球場の大観衆も拍手喝采となった。
【映像】ドンピシャで“超低空”ダイブ!スーパーキャッチの瞬間
4回表、両チーム無得点で引き締まるゲーム展開。1死走者無しでクラーク国際・4番の中村光琉選手(3年)は右中間へ鋭い当たりを飛ばす。久慈はこれを猛然と追いかけ、最後はダイビングキャッチでアウトにしてみせた。抜けていればスリーベースヒットとなっていたかもしれない痛烈な打球。キャッチの瞬間、スタジアムからは「おおお!」というどよめき、久慈がグラブを掲げると大きな拍手が寄せられた。配信で声援を送っていたファンからも「うっま」「よおとった」「かっけぇ」「ナイスゥ!」など絶賛の声が。SNS上でも「花巻東の久慈くんスーパープレーすぎる。真横に低空でからだ伸びたぜ」「ライト久慈くん熱盛!!」など興奮の投稿がみられた。
解説の天理監督・中村良二氏は「ピッチャーがリズム良く投球すると、野手も守りやすいのか、ナイスプレーがやっぱり出ますね!抜けてたら三塁打になっていた」と、北條慎治選手(3年)の無失点投球が、野手の頑張りを生んだことも言及していた。その北條、久慈に向けて人差し指を上げ、とびきりの笑顔をみせた。久慈は岩手大会を無失策、打っては打率.353で優勝に貢献。この日もエースを支えるべく、ハッスルプレーを披露した。
好プレーは続く。2死走者無しとなったこの回、今度はショートの熊谷陸選手(3年)が内野ゴロをダイビングキャッチ。打った高木馴平選手(3年)の好走塁もあり一塁はセーフとなったが、ここでも精度の高いハッスルプレーに観衆は大歓声。久慈、熊谷と1つのイニングに2つのナイスプレーが生まれたことで、試合は一層熱気を帯びていた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
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日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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