【第105回全国高校野球選手権記念大会】智弁学園12-6徳島商(2回戦・第8日・第2試合・甲子園)
【映像】勝負を決めた「衝撃の狙い撃ち」
8月13日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の徳島商(徳島)対智弁学園(奈良)の一戦を紹介。キャスターとして出演した野球解説者の古田敦也氏が、徳島商のエース・森煌誠選手を打ち崩した智弁学園の“攻略法”について言及した。
この試合、好投手である森から12点と大量得点に成功した智弁学園について、ヒロド歩美キャスターから、その勝因を訊ねられた古田氏は、「好投手・森君に対する“超積極的”なバッティングだったと思います。」と語りはじめると、続けて「3点負けてるこの状況だったですよね。やはりね、初球からなかなか打ちにくいものです。簡単にアウトになりにくいんで。ただね、行きますよ。西川君が初球いきなりヒット。続く松本君も初球ヒット。これ2球で1塁、2塁。そしてここでですね、セーフティバント。これも初球。これがなんと内野安打になって、3球で満塁。さあ、どうなるかと思ったら中山君も打ちます。初球をタイムリー。たった4球で2点を取ってみせましたね。いやいや、この負けてる状況ではなかなかできませんよ。」と、智弁学園が3点のビハインドを追う3回の攻撃で、各打者が森の初球を狙い打ちし、たった4球で2点を返した場面をVTRで振り返る形で指摘した。
ビハインドの状況でありながらも、こうした積極果敢な“初球打ち”を披露することとなった智弁学園打線について、試合後、好機でタイムリーを放った中山優月選手に、古田氏がインタビューを行ったところ、「(徳島商・森は)決め球でいいボールがあるので、追い込まれる前に(ストライクを)とりにくるボールに対して、しっかりと振っていこうと思っていました。」と、追い込まれてからの対応ではなく、森がカウントを整えにかかる段階を狙っていたことを明かした。
なお、こうした智弁学園打線の戦略について、古田氏は「好投手を打つためには、やはりファーストストライクを打っていくのはすごい大切なんですけど、負けた状況でしっかりとやりきれた、これがね、今日の勝因だったと思います。」と、ビハインドの場面でもその状況に臆することなく、ファーストストライクに狙いを定めて打ちに行くことを徹底させたことが勝因であると語った。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
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8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
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『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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