将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)への挑戦者決定三番勝負第2局が8月14日に行われ、永瀬拓矢王座(30)と伊藤匠六段(20)が午前10時から対局を開始した。第1局は伊藤六段が先勝しており、本局に勝てば初のタイトル挑戦が決定。永瀬王座が初の竜王挑戦を決めるには、ここから2連勝が必要となる。三番勝負の勝者は10月6日に開幕する七番勝負で藤井竜王と戦う。
【中継】永瀬王座VS伊藤六段 藤井竜王への挑戦権をかけた戦い(生中継中)
7月31日に行われた三番勝負第1局は、永瀬王座が意表の「一手損角換わり」を採用したが、攻め合いから伊藤六段がペースを握ると一気にリードを拡大させて永瀬王座を押し切った。
伊藤六段は今期のランキング戦5組を制し、2期連続で決勝トーナメントに進出。6組優勝者と同様に最も厳しい枠からの参戦となったが、前期挑戦者の広瀬章人八段(36)ら並み居る強豪を次々に撃破し挑決三番勝負の舞台にたどり着いた。過去に5、6組優勝者から挑戦権を獲得した例はなく、七番勝負への参戦が決まれば“竜王戦ドリーム”の快挙となる。
一方後がない永瀬王座は、第28・34期に続く3度目の挑戦者決定戦とあり、負けられない思いは強い。これまでの伊藤六段との対戦成績は後手番で3戦3敗を喫しており、先手番で迎える本局では何としてでも勝利を飾りたい。
伊藤六段が“ドリーム”を掴むか、永瀬王座が連勝を飾り“三度目の正直”を決めるか。持ち時間は各5時間、先手番は永瀬王座。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)