【第105回全国高校野球選手権記念大会】浜松開誠館2-3北海(2回戦・第9日・第3試合・甲子園)
歴代最多40回目の伝統校・北海が、春夏通じて初の甲子園出場となった浜松開誠館に9回、サヨナラ勝ちを収めた。1点を追う7回に内野ゴロの間に同点、さらに1点をリードされた8回に途中出場となった小保内貴堂選手(3年)のタイムリーヒットで再び同点に追いつくと、2-2の同点から9回に関辰之助選手(3年)がレフトオーバーのタイムリーを放ってサヨナラ勝ち。伝統校の底力を見せて、ベスト16に進出した。敗れた浜松開誠館も、先発・広崎漣選手(3年)が8回途中まで2失点の好投。エースの近藤愛斗選手(3年)にリレーしたが、最終回で惜しくも敗れた。
失点は許しても試合の流れは渡さない、大会屈指の好ゲームが展開された。先手を取ったのは浜松開誠館。本多駿選手(3年)の二塁打でチャンスを作ると、続く吉松礼翔選手(3年)の犠牲フライで1点を先制。すると北海も打ちあぐねていた広崎をようやく守備の乱れなどからつかまえると、1死満塁から内野ゴロの間に同点に追いついた。
同点で迎えた8回は両チーム点の取り合い。浜松開誠館が3安打をまとめて1点勝ち越したものの、すぐ裏にヒットと送りバントで作ったチャンスを小保内が活かして、再び同点に追いついた。
両チームとも継投策に入った最終盤、最後に笑ったのは北海。9回、先頭打者をヒットで出した後、きっちりバントで送ってチャンスを拡大。関が力強く振り抜き、レフトの頭を越す会心の当たりでサヨナラを決めた。延長10回で勝利した明豊戦に続き、2試合連続でサヨナラ勝ち。息詰まる熱戦の中で、伝統校らしく底力を見せてのベスト16進出となった。
画像提供:バーチャル高校野球
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