将棋の伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負第4局は8月16日、藤井聡太王位（竜王、名人、叡王、棋王、王将、棋聖、21）が前日に封じた32手目が開封され、午前9時すぎに挑戦者の佐々木大地七段（28）の手番で再開された。
【中継】藤井王位VS佐々木七段 注目の第4局2日目（生中継中）
4連覇を目指す藤井王位に、タイトル奪取を狙う佐々木七段が挑戦する今期のシリーズ。藤井王位の開幕3連勝で迎えた第4局は、佐々木七段の先手番で得意戦法の「相掛かり」が志向された。藤井王位が本局で決着を付けるか、佐々木七段が反撃を開始するか、両者にとって勝負所を迎えているとあり、それぞれが長考を重ねるスローペースでの進行となった。
1日目は、藤井王位の浮き飛車が佐々木七段の金による飛車取りになり、二択の局面で封じ手に。険しい表情で55分を費やし、封じ手とした。2日目を迎え、立会人の中田功八段（56）が封じ手を開封。読み上げたのは、天王山に飛車を回る一手だった。難解な展開が見込まれており、今後の進行から目が離せないことになりそうだ。
佐賀県嬉野市の「和多屋別荘」を舞台に行われている第4局で藤井王位が防衛4連覇を決めるか、佐々木七段が反撃の1勝目を飾るか。持ち時間は各8時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
