【第105回全国高校野球選手権記念大会】沖縄尚学5-1創成館(3回戦・第10日・第1試合・甲子園)
2年ぶり10回目出場の沖縄尚学が創成館を下し、今大会ベスト8一番乗りを果たした。試合は序盤からエースの東恩納蒼選手(3年)と創成館・福盛大和選手(3年)の息詰まる投手戦となったが、7回に沖縄尚学・知花慎之助選手(3年)が均衡を破るタイムリー二塁打。8回にも4点を挙げると、このリードを東恩納が守り切った。東恩納は県大会で31回1/3、甲子園2回戦でもいなべ総合を相手に9回完封勝利を挙げていたが、8回2死から初失点。県大会からの連続無失点は48回で止まったが、堂々の2試合連続完投となった。
絶対的な信頼を得ているエースが、またも躍動した。東恩納は立ち上がりから走者こそ許すものの、ピンチとなってもまるで動じない堂々とした投げっぷり。最速144キロのストレートに切れ味鋭いスライダー、時折投げるカーブなどで創成館打線のつながりを断ち続けた。8回こそ1点を許したが、力強くマウンドに立ち続けた。
エースの好投に応えたかった打線は、創成館・福盛のテンポのいい投球の前にチャンスらしいチャンスを作れなかったが、7回に2死一塁から知花が左中間を破るタイムリー二塁打。さらに8回には代わった永本翔規選手(3年)を攻め立て、押し出し四球、さらに2死満塁から9番・大城和平選手(3年)にセンター越えとなる走者一掃の3点タイムリー二塁打が飛び出し、一気に試合の流れを掴んだ。
試合後、沖縄尚学の比嘉公也監督は、台風の影響で前日練習が行えなかった影響から「不安が的中した」と試合中盤まで打線が機能しなかったことを振り返ると、決勝打となったタイムリーの知花には「こっちに来てから状態がよくなった」と1番起用の理由を明かしていた。
画像提供:バーチャル高校野球
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