【第105回全国高校野球選手権記念大会】広陵3-6慶応(3回戦・第10日・第2試合・甲子園)
高校通算62本塁打のスラッガーが、バットコントロールでも魅せた。広陵・真鍋慧選手(3年)は慶応との第3打席でセンター前にヒットを放ち、チームが3-3の同点に追いつくキッカケとなった。
11日の立正大淞南戦で2安打3打点を記録するなど、今大会でも“広陵のボンズ”の異名に恥じない活躍を見せた真鍋だが、この試合では慶応の先発・小宅雅己選手(2年)に対し、1回裏の第1打席は四球を選んだが、チャンスで迎えた3回裏の第2打席は空振り三振。そして5回裏の第3打席は内角低めのストレートを打ち損ねてセンターフライに倒れるなど、苦戦しているようだった。
そうして迎えた7回裏の広陵の攻撃。この回から慶応は投手を左腕の鈴木佳門選手(2年)にスイッチ。先頭打者の谷本颯太選手(3年)がショートライナーに打ち取られ、1死走者なしという場面で真鍋は第4打席を迎えた。
左対左という対決になったこの場面、鈴木は打ち損じを狙うべく、スライダーを内角に集める投球を展開するが、真鍋はそのスライダーに反応して、際どいコースはカットするという高い技術力を見せた。
そしてカウント1-2からの4球目、外角低めに来たスライダーにバットを出した。
打球はショートの頭上を越え、センター前へ。うまくバットを合わせてこの試合初ヒットを記録した。広陵はこの後、小林隼翔選手(3年)がセンターへのツーベースヒットで続き、その後、内野ゴロの間に三塁走者の真鍋が生還して3-3に追いついた。
巧みなバットコントロールでヒットを放ち、同点のホームを踏んだ真鍋に対し、SNSでは「うまい」「いけるやん」「流石ボンズ」と、ファンはその活躍を喜ぶコメントを綴っていた。なお、チームはその後、延長戦にもつれ込む戦いの末、3-6で敗戦。大会屈指のスラッガーは、3回戦で姿を消すこととなった。
画像提供:バーチャル高校野球
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