【第105回全国高校野球選手権記念大会】専大松戸6-10土浦日大(3回戦・第10日・第4試合・甲子園)
部員たちの手拍子を力に変えて、先制点をもぎ取った。東京駅から向かった専大松戸の応援団は、試合当日の朝に見合わせとなった東海道・山陽新幹線の運行遅延の影響を受け、プレイボールに間に合わず。スタンドはブラスバンド演奏などがないなか、野球部員による“手拍子”を中心とした声援が送られた。そんななかで迎えた試合、太田遥斗選手(3年)は1回表にいきなりライト前への先制タイムリーヒットを放ち、高らかに拳を突き上げ応援に応えた。
プレーボール直後の1回表の専大松戸の攻撃。スタンドからは拍手や声援は聞こえるが、いつものようなブラスバンド部の演奏は皆無。スタンドを見ると本来いるはずのブラスバンド部やチアリーディングに姿は見られなかった。
というのも、この日は台風の影響で静岡県の大雨が降り、新幹線が運転を見合わせたため、本来なら新幹線に乗って甲子園球場にやってくるはずの専大松戸の学校応援団はプレーボールに間に合うことができなかった。そのため、専大松戸の応援席には空席が目立つという形になってしまった。
しかし、そんな状況にも専大松戸ナインはめげず、先頭打者の大森准弥選手(3年)がレフト前ヒットを放つと、続く清水友惺選手(2年)もセンター前へヒットを放ちチャンスを作ると、4番の太田遥斗選手(3年)がライトへ先制のタイムリーヒットを放ち先制。この後、広川陽大選手(3年)のスクイズ、上迫田優介選手(3年)のレフト前タイムリーヒットと打線がつながり、いきなり3点を奪う最高のスタートを切った。
突然のアクシデントでチームにとって強い味方であるブラスバンドの演奏なしという厳しい状況に追い込まれても、自慢の強力打線で3点をもぎ取った専大松戸。そんな逆境に強いチームを見た視聴者は「いいぞ!」「声なき声を力に」といったエールが続々と送られた。
画像提供:バーチャル高校野球
8月23日 決勝のハイライト動画
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『熱闘甲子園』動画一覧
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