【第105回全国高校野球選手権記念大会】神村学園10－4北海（3回戦・第11日・第4試合・甲子園）
3回戦最後の一戦は強打の鹿児島代表・神村学園とここまで2度のサヨナラ勝ちを収めてきた勢いに乗る南北海道代表の北海が激突。どちらも特徴のあるチームだけにファンの注目が集まる一戦となった。初回に4点の猛攻に合い、神村学園の猛打に苦しんでいた北海だが、逆転のシナリオを期待できる豪快な一発が熊谷陽輝選手（3年）に生まれた。
リズムを作ったのは投球から。北海の先発・岡田彗斗選手（3年）が4回7失点で降板し、5回からマウンドに上がった熊谷選手は、この試合初となる三者凡退に仕留めると、その裏、この日3度めの打席に立った。
北海は1死から2番・谷川凌駕選手（2年）がフルカウントから粘りのライト前ヒットで出塁。絶好の場面で登場した熊谷選手は、カウント1-0から神村学園のエース・松永優斗の甘めに入ったストレートをフルスイングすると、打球は高く舞い上がり、打球を追っていた外野手はスタンドに入る白球を見送った。
本大会18号となる熊谷選手の2ランホームランで一時は3点差まで詰め寄ることに成功。南北海道大会では打率・762、5本塁打と驚異的な打棒で暴れ回った熊谷選手にとっては、今夏6発目の本塁打となった。
しかし、試合は神村学園が先制、中押し、ダメ押しで12安打10得点と爆発。北海は3回戦で涙を呑んだが、この一発が”北の二刀流”熊谷選手を全国に知らしめる一打になったのは間違いない。
画像提供：バーチャル高校野球
8月23日 決勝のハイライト動画
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『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信！ キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
| 日 | 見どころ（タップで動画へ） |
|---|---|
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