【第105回全国高校野球選手権記念大会】仙台育英 4-3 履正社(3回戦・第11日・第1試合・甲子園)
【映像】勝負を決めた「一瞬の動き」
8月17日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の履正社(大坂)対仙台育英(宮城)の一戦を紹介。番組では、仙台育英・湯浅桜翼選手の好走塁をきっかけに、仙台育英が決勝点を挙げた場面に注目した。
ヒロド歩美キャスターから、この試合の勝敗のポイントについて訊ねられた番組キャスターの古田敦也氏は、「今日は、決勝点に繋がった湯浅君の走塁だったと思いますね。」と、8回表の攻撃で、湯浅が見せた好走塁を挙げると、「8回表、先頭バッターの湯浅君なんですけども、ここで、ライトへヒットを打つんですね。ライトの右側なんですけども。ライトが、ちょっと慎重に捕ってる姿を見て、一気に2塁を陥れるんですね。これ、素晴らしい走塁だったんですが、上から見てみたいんですが、打った瞬間から、2塁を狙ってますよね。狙って、スピードを見て、行けると思って一気に行きました。」と、打った瞬間から、湯浅が“1つ先の塁を狙う意識”で走り始め、その後、相手守備の様子を見て、行けると判断するや、躊躇なく1塁を蹴り、2塁へと向かった走塁を称賛。
続けて、「この、思い切りの良さなんですが、普通、ノーアウトのランナーだったら、大事にしていこう、無理すんなって言われるところを、彼は思い切って行きました。ただ、思い切っていくのが実はセオリーなんです。よく分かってた、素晴らしい走塁だと思います。」と、“1つ先の塁を狙う意識”を発揮する形で湯浅が見せた好走塁が、勝利をたぐり寄せる大きなプレーとなったことを改めて強調した。
なお、こうした古田氏の見解を踏まえ、ヒロド歩美キャスターから、「須江監督も、ノーアウト、もしくは1アウト三塁(の場面)を作ることが、得点への糸口だと常々言っているので、それを体現したナイスプレーだったと振り返ってましたね。」と試合後の談話が紹介されると、古田氏は「そうなんですよ。実はその後、犠打、スクイズで決勝点をもぎとって勝ちに繋げる。それがわかっているからこそ、リスクを負ってまであそこは思い切っていく。いやー、ホント、これがね、勝利を呼び込んだ素晴らしい走塁でした。」と、高い走塁意識を持ち、それを確実に得点に繋げていく“仙台育英野球”に深い感銘を受けた様子で語ることとなった。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
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『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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