【第105回全国高校野球選手権記念大会】神村学園10-4北海(3回戦・第11日・第4試合・甲子園)
3回戦最後のカードとなったこの試合で〝北の二刀流〟こと熊谷陽輝選手(3年)が豪快なホームランを放ったが、バットを短く持つ打撃スタイルと相反する飛距離に多くの反響が寄せられた。
身長183センチ、94キロの巨漢で南北海道大会では打率・762、5本塁打と暴れ、本大会でも打率.500と打線の主軸として北海を牽引してきた熊谷選手。大型スラッガーとして注目を集めた熊谷選手だが、右肘を痛める前はチームのエースとして活躍した〝北の二刀流〟だ。
この日の試合では、エースナンバーを譲った岡田彗斗選手(3年)が先発したが、神村学園に4点を先制される。しかし、北海は2戦連続サヨナラ勝ちをするなど、驚異的な粘りが真骨頂。1回裏、1死二塁とチャンスの場面で打席に立った熊谷選手は、神村学園のエース・松永優斗選手(3年)が投じた5球目のストレートを逆らわず右打ち。ライトオーバーのタイムリーで1点を返した。
熊谷選手が持ち味を存分に発揮したのが5回だ。7-2と苦しい展開で5回表からマウンドに上がると、力強いストレートとフォーク&スライダーの変化球が冴えてリズム良く三者凡退とする。
その勢いで立った熊谷選手の第3打席は、1死一塁の場面。2球目の真ん中に入った甘めのストレートに、熊谷選手は角度を付けたスイングで対応。すくい上げたボールはぐんぐん伸び、そのまま甲子園の左中間最深部に飛び込む豪快2ランとなった。
熊谷選手の衝撃的な一打に、SNSでは「熊谷こんなバット短く持ってんのか」「熊谷選手、バットを短く持っても打った瞬間確信のホームランすごっ」「バットを短く持ってスタンドまで飛ばせる熊谷君すげえな」など、驚異的な長打力を賞賛する投稿が多く寄せられた。
画像提供:バーチャル高校野球
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