【第105回全国高校野球選手権記念大会】土浦日大 9―2八戸学院光星(準々決勝・第12日・第2試合・甲子園)
特大の一発が甲子園のバックスクリーンに飛び込んだ。茨城代表・土浦日大の松田陽斗選手(3年)が今大会自身2本目、大会通算20号ソロ本塁打を放ち、リードをさらに広げ、チームは初、茨城県勢としても20年ぶりとなるベスト4進出を決めた。
派手なタイムリーに小技の利いたスクイズで今大会2試合、10回2/3を無失点に抑えていた青森代表・八戸学院光星のエース、洗平比呂選手(2年)から3回に3点を奪ったのをはじめ、クーリングタイム明けの6回には5点をもぎ取るなど、持ち味の粘りと波に乗ったら怖い打線が爆発。土浦日大は終始リードして9回表の攻撃を迎えた。
この回の先頭打者として打席に入った松田は八戸学院光星の3番手投手・越智琉介選手(3年)のストレートに狙いを絞り、カウント2-0から来た高めのストレートをフルスイングした。
打球はセンターへグングンと伸びていくと、そのまま甲子園球場のバックスクリーンに飛び込む本塁打に。大会20号目となるソロ本塁打で八戸学院光星に引導を渡すことになった。
初のベスト4進出をグッと手繰り寄せた一発に視聴者からは「大歓声が待ってる」「泣くぅ」「かっぺ強いわ」と、松田の強打ぶりを絶賛するコメントが飛び交った。
試合後に、松田選手は今日の試合を振り返って「序盤、中盤、終盤と隙のない攻撃ができて、それぞれで点数を重ねられたのが勝てた要因だと思います。1人1人の長打は少ないですが、単打でつないで走塁や四球を選んだり、次の打者につなぐ意識がありました」と喜び、大会2本目のホームランについては「初戦でホームランを打ってから10打席打てていなかったので、今日は(ホームランを)捨てて単打でいこうと。次の打者につなぐ意識が生んだホームランだと思います」とコメント。そして次戦、準決勝は神奈川代表・慶応との対戦となったが「練習試合で1回戦って手の内もわかっていると思うし、同じ関東なので負けられないと思います」と力強く語ってくれた。
画像提供:バーチャル高校野球
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