【第105回全国高校野球選手権記念大会】神村学園6-0おかやま山陽(準々決勝・第12日・第3試合・甲子園)
遠かった先制点。その後は雪崩のようにタイムリーヒットが生まれ、強豪を打ち破った。第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の第12日目が19日、阪神甲子園球場で行われた。第3試合では神村学園の2年生スラッガー正林輝大選手(2年)が先制のタイムリーヒットを放ち、その後の大量得点へ繋げた。
【映像】待望の1点に一塁上で高らかに右腕を上げ笑顔でガッツポーズ!
両校ともに初回から走者を出しながら無得点。ジリジリとした展開で迎えた8回表、神村学園は1死走者一、二塁のチャンスを迎えた。打席の正林はこの日ここまで無安打。マウンドは2年生ピッチャーの三宅一誠選手。勝負は初球だった。138キロ、三宅の渾身のストレートを正林は強く引っ張り、打球はライト前へ強いゴロでヒットとなった。正林は一塁上で高らかに右腕を上げ笑顔でガッツポーズ。ファンからは「ついに動いた!」「欲しかった欲しかった1点」「いいぞ」「続け~」と興奮の声が多数寄せられた。
その後もタイムリーが続き試合は6-0で快勝。試合後は8回の打席を振り返り「思い切ってバットを振っていって、もしアウトになっても次に岩下(吏玖・2年)がいるという強い気持ちで打つことができました」と味方への強い信頼を語り。(打った瞬間は)やっと1点取れてホっとした部分がありました」。チャンスを活かせば次々に得点できる頼もしい打線が神村学園の強み。これについて正林は「1点にこだわった野球をしてきて、1点が積み重なって大量得点にできていると思います」と胸を張った。
21日に組まれた準決勝へ向けて正林は「自分たちがやるべきことをもう一度やっていきたい」と入念な準備への意識をみせた。1点にこだわる戦いが1つの勝利を引き寄せる。主砲を軸に一丸となった戦いぶりで強豪撃破、頂点まであと2勝だ。
(画像提供:バーチャル高校野球)
8月23日 決勝のハイライト動画
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