8月17日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対千葉ロッテマリーンズの一戦で、スタンドを騒然とさせる送球を見せた日本ハム・万波中正が野球ファンの間で話題となっている。
【映像】日ハム・万波の“爆肩レーザーバズーカ”に走者がドン引きする瞬間
5-0、日本ハム5点のリードで迎えた終盤8回表・ロッテの攻撃、1死一、二塁の場面で、3番・ポランコの放った打球は、ライトへの大飛球に。打った瞬間にスタンドインかと思われたこの打球、フェンス直前で失速することに。とはいえ、二塁走者のタッチアップには充分な飛距離とあって、すかさず二塁走者の藤岡裕大はスタートを切ったが、この打球を、ライトの万波は一度フェンス際まで後退した後で再度、ゆっくりと助走をつけながら前進して掴むと、軽快にステップしながら三塁へ。この間、藤岡は三塁に向かって懸命に走っていたが、万波から投じられた送球は、独特な放物線を描いてノーバウンドで内野へと戻ると、三塁付近で背後から藤岡を抜き、ショートバウンドで清宮幸太郎のグラブに。間一髪ではあったものの、驚きの送球でマウンド上の2番手・マーベルのピンチを救うこととなった。
万波が見せたこの送球に、野球解説者の里崎智也氏は、8月19日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に、「これね、定位置より後ろですからね?これで刺される方も刺される方だけど、刺した方も刺した方というね。」と、走者である藤岡にとっては、まさに「よもや」の走塁死となったプレーであるとした上で、「あとはこれが抑止力になるんで。今後はタッチアップが少なくなる可能性もありますね。」と、“タッチアップで刺される”という印象づけることで、相手チームがタッチアップしづらい状況を生むという、万波の“抑止力”について指摘する形でコメントした。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)