【スーパーフォーミュラ】第7戦（決勝・8月20日／モビリティリゾートもてぎ）
日本最速レース『スーパーフォーミュラ』の第7戦はスタート直後に大クラッシュが発生。マシンが宙を舞う事態に一時騒然となった。そうしたなか、このアクシデントでリアウィングなどを破損したリアム・ローソン（TEAM MUGEN）のマシンを、赤旗中断中にチームが見事修復。リスタートとともにコース上へと送り出すことに成功し、反響を呼んでいる。
1周目の2コーナーで、ローソンとチームメイトの野尻智紀（TEAM MUGEN）が並びかけ、ローソンがコース外のダートに片輪を落とすと、そのまま単独スピン。後続の牧野任祐（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）、松下信治（B-Max Racing Team）、関口雄飛（ITOCHU ENEX TEAM IMPUL）がそれに巻き込まれる形で多重クラッシュを喫した。その後、レースは赤旗中断となり、牧野、関口、松下はリタイアとなった。
ローソンは、リアウィングなどを大きく破損し、赤旗中にピットイン。その間にTEAM MUGENのメカニックが懸命の修復作業を行い、なんとリスタート直前に作業が完了した。そのダメージの大きさからリタイアも懸念されたが、約30分という短時間で完璧に直ったマシンを見て、ファンからも「さすが無限！」「まるで新品」「メカニック素晴らしい！」と賞賛の声が相次いだ。
赤旗作業中のピットインは、ドライブスルーペナルティを受けなければいけないことから、その後、ローソンはペナルティを消化したものの、レースペース自体は落とすことなく走り切ることができ、TEAM MUGENのチーム力の高さを証明するレースとなった。
（ABEMA『スーパーフォーミュラ2023』／(C)JRP）
