【第105回全国高校野球選手権記念大会】神村学園 2―6 仙台育英(準決勝・第13日・第1試合・甲子園)
前年覇者の仙台育英(宮城)が、強打の神村学園(鹿児島)を破り2年連続の決勝進出を決めた。“2度目の初優勝”を掲げる仙台育英は、走攻守と隙のない圧巻のプレーで神村学園の勢いを封じ込めて貫禄の逆転勝利。史上7校目、2005年の駒大苫小牧以来の「夏の甲子園連覇」を目指し大きな前進を遂げた。
実力と勢いがぶつかり合う準決勝は、序盤から点を取り合う展開となった。先制点は神村学園。前年の優勝投手・高橋煌稀選手(3年)との対決に、好調の2年生4番・正林輝大選手がレフト前ヒットで出塁。送りバントと死球で1死一、二塁で松尾龍樹選手(3年)がタイムリーツーベースを放ち先制点をマークした。
1点リードされた仙台育英だが、王者は慌てない。2回裏にはセンター前ヒットで出塁した尾形樹人選手(3年)が1死後に盗塁。ランナー二塁から登藤海優史選手(2年)がレフトへのタイムリーヒットを放ち同点とした。さらに3回裏には鈴木拓斗選手(2年)のホームランなどで4点を勝ち越しに成功。貫禄を示すようにリードを拡大した。
神村学園は2回から継投した黒木陽琉選手(3年)を援護するべく、5回には2死2塁から増田有紀選手(2年)がライトへタイムリーヒットを放ち1点を返したが追いつくことができない。6回から継投した仙台育英の湯田統真選手(3年)の好リリーフに打線が封じられる結果となった。
終盤の8回裏では、仙台育英・橋本航河選手(3年)がランナー3塁からタイムリーヒットが出て6点目。大きな追加点で勝負を決めてみせた。この結果、仙台育英が2年連続の決勝進出を決め史上7校目、2005年の駒大苫小牧以来の「夏の甲子園連覇」への権利を手中に収めた。
(画像提供:バーチャル高校野球)
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