8月21日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)に出場した川之江(愛媛)の応援団長をつとめた吉田利夏さんが、高校球児としてこの夏を戦った3人の幼なじみに向けて、手紙を読み上げる姿が紹介された。
【映像】女性応援団長・吉田利夏さんの感謝の手紙
「太暉、太智、颯へ 約2年半の高校野球ライフお疲れ様。」
そんな書き出して始まる吉田さんの手紙。彼女との約束を果たす形で、厳しい県大会を投げ抜き、甲子園出場を勝ち取ったエース・山内太暉選手と、その双子の弟で、頼れる俊足の山内太智選手。そして、クリーンナップとして打線を牽引した真鍋颯選手。彼らは吉田さんと共に、その幼き日、同じ少年野球チームで汗を流した幼なじみの“元チームメイト”だ。ベンチ入りする彼ら3人は、幼なじみである吉田さんに夢を託される形で甲子園への切符を手に入れ、共に戦い、そして涙した。そんな彼らを、吉田さんは、自ら立候補したという応援団長としてスタンドから鼓舞し、間近でその成長と奮戦を目の当たりにしてきた。それだけに吉田さんは、誰よりも3人の想いを肌で感じ取っている。
「“甲子園に連れていって”という約束をして、本当に甲子園に連れていってくれてありがとう。3人のことを“応援団長”として応援できて良かった!!みんなそれぞれ輝いとったし、本当にカッコよかったよ!!」
奮戦むなしく1回戦で涙を飲んだ3人を、吉田さんは同じ夢を抱く“幼なじみ”として、また、“応援団長”として称えた。試合後に、3人が堪えきれない涙に頬を濡らしたとき、スタンドの吉田さんもまた涙した。3人が涙をぬぐいながらグラウンドで一礼したとき、吉田さんもまた、涙をぬぐうこともなく、精一杯の拍手を贈った。
「たくさんの感動をありがとう。甲子園で応援させてくれてありがとう。最高の夏をありがとう!!」
それは、“応援団長”ではなく、1人の高校生であり、幼なじみへと戻った吉田さんは続ける。「次は応援団長としてではなく、幼なじみとして応援しています。」
3人+1人で想いを1つにして戦った最初で最後の夏は終わった。そしてまた、幼なじみ4人の毎日が始まった。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
1〜3回戦(タップで動画へ) | ||
---|---|---|
8/6 第1日 | 8/7 第2日 | 8/8 第3日 |
8/9 第4日 | 8/10 第5日 | 8/11 第6日 |
8/12 第7日 | 8/13 第8日 | 8/14 第9日 |
8/16 第10日 | 8/17 第11日 | |
準々決勝・準決勝(タップで動画へ) | ||
8/19 第12日 | 8/21 第13日 |
『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
---|---|
第1日 | 浦和学院と仙台育英の好カードは3時間超えの大熱闘! |
第2日 | 川之江には幼なじみが4人…叶えたい願い |
第3日 | 通算140HR!花巻東の佐々木麟太郎選手が最後の夏 |
第4日 | 感謝届けたい相手がいる夏…第4日は家族の絆に胸が熱くなる! |
第5日 | 斎藤佑樹氏、捕手のキャッチング技術に脱帽! |
第6日 | 球児に宿るアルプスのチカラ |
第7日 | 笑顔 感謝 信頼...宿命 |
第8日 | ALL for ALL~全員が全員のために~ |
第9日 | 夏に輝くモンスター! |
第10日 | 広陵・主将が最高の舞台で最愛の人へ恩返し |
第11日 | 仙台育英に挑む履正社の信頼し合うW左腕 |
第12日 | 昨夏王者・仙台育英に立ち向かうは花巻東 |
第13日 | ベスト4がいちばん長い夏をかけて激突! |
第14日 | 4年ぶりに戻ってきた声に包まれ最後の一戦 |