【第105回全国高校野球選手権記念大会】慶応8-2仙台育英(決勝・第14日・甲子園)
【映像】“技あり”先頭打者弾で仙台育英を狂わせた瞬間
8月23日に放送された「熱闘甲子園」で、第105回全国高校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)の仙台育英(宮城)対慶応(神奈川)の一戦を紹介。番組では、この試合の初回、先頭打者本塁打を放ち、チームとスタンドの応援団を勢いづけた“慶応のプリンス”こと、1番打者・丸田湊斗選手に注目した。
この日、番組ではこの熱戦を番組キャスターの古田敦也氏と共に振り返ることとなったが、その際に古田氏が「なんと言っても丸田君の先頭打者ホームランだったと思いますね。」と、慶応にとっての“勝利の決め手”として挙げたのが、丸田の先頭打者本塁打であった。
この試合の初回、先頭打者として打席に入った丸田は、仙台育英の先発・湯田統真の投じた5球目のスライダーを鋭く振り抜き、ライトスタンドへと突き刺す先頭打者本塁打を放った。これで慶応打線に火がつき、スタンドを埋め尽くす大応援団も勢いづけることとなった。
この一打について丸田は、試合後に行われた古田氏によるインタビューで、「1球目、空振りで。空振りになったとはいえ、自分の中でイメージが作れて、あとは追い込まれてからの反応ができたので…あの大応援団を勢いづけるうえで、すごいいい1打席になったと思います。」と、初球から思い切って振りにいくという自身のスタイルが、結果として勝利への呼び水となったことを、笑顔で語ることとなった。
慶応打線といえば、まず1番の丸田が塁に出て勢いづけ、丸田以降の打者が続くという攻撃スタイルが印象的だ。丸田は今大会、5割近い出塁率を記録しているが、1番でありながらも“主砲”といっても過言ではないほどの好成績をマークしている。また、丸田は積極的に振っていくというスタイルでありながらも、その一方で、追い込まれることをあまり苦にしないタイプであることも大きな特徴だが、こうした“丸田の強み”が、ここ大一番で発揮された一打であったといえるだろう。
こうした点を踏まえる形で古田氏は、「大会屈指のピッチャー、湯田君がまだ調子が乗らないうちに、いきなり打ちました、ホームラン。見てください。この球場全体の応援を巻きこみ、勢いがつきました。そして、慶応打線に、勢いだけじゃなく、“今からいけるぞ!”という本当に強い気持ちにさせましたね。」と、改めてこの丸田の先頭打者本塁打が、慶応に勝利を呼び込む一打であったことを強調する形で、自身の見解を語ることとなった。
写真提供:朝日新聞社
8月23日 決勝のハイライト動画
準決勝までのデイリーハイライト動画も
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『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信! キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
日 | 見どころ(タップで動画へ) |
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