【MLB】メッツ1-3エンゼルス(8月25日・日本時間26日/ニューヨーク)
惜しくも11勝目は逃したが、シティフィールドのファンは大満足だったようだ。メッツの千賀滉大投手はエンゼルス戦に先発し、6回2/3、105球を投げて2失点で降板。1点ビハインドの状況で降板したため11勝目はお預けとなったが、本拠地のファンは千賀をスタンディングオベーションで迎え入れ、その光景を見た視聴者からは感動の声が挙がった。
【映像】千賀の降板に現地ファンがスタンディングオベーションするシーン
日本人なら誰もが注目した大谷との初対決は3回表にライトへのツーベースヒットを与えるなど1打数1安打、2四球と3打席すべてで出塁を許す形になったが、この日も千賀は150キロ超のストレートとゴースト・フォークと称される"魔球フォーク"とのコンビネーションが冴え渡り、5回まで毎回奪三振を記録した。
なかでも1回表にドルーリーを空振り三振に仕留めた際のフォークは落差44インチ(約111センチ)を記録し、3回表にオホッピーを三振に斬り捨てた際のフォークはさらに落ちて落差48インチ(約122センチ)とゴースト・フォークに恥じない投球を見せた。
そうして迎えた7回表。ここまで94球を投げてきた千賀は先頭のモニアックも134キロのフォークボールで楽々と空振り三振に打ち取り、この日の奪三振は9個目に。ちなみにモニアックはここまですべて三振を喫するなど、千賀に完全にしてやられる形になった。さらに続くグリチェクには粘られたものの、6球目のフォークをファールにした直後に投じた7球目も同じフォークで空振り三振。わかっていても打てないといわんばかりの投球でメジャー通算186本塁打の大砲を簡単に料理して見せた。
あと1人を抑えればチェンジというところだったが、投球数が100球を越えたためかショーウォルター監督がベンチから出てきて降板を指示。残念ながら勝ち投手の権利を得られなかったが、それでも千賀らしい投球でエンゼルス打線をわずか4安打、10奪三振という内容で抑え込んだ。
そんな千賀に対して最大限の賛辞を贈ったのが本拠地シティフィールドのファンたち。降板してベンチに戻ってくる千賀に対して、全員が立ち上がっての拍手。開幕前は優勝候補の筆頭とされながらも低迷し、トレード期限が迫る7月にはチームのダブルエースだったバーランダー、シャーザーを放出して"終戦モード"になっていたメッツで孤軍奮闘した千賀を大いに称えた。この光景を見た視聴者からは「すげえなマジで!」「エースですわこりゃ」と千賀のへのスタンディングオベーションを大いに喜んでいた。
なお、試合はその後1-3で敗れ、千賀は今季7敗目を喫することとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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