【MLB】フィリーズ8-10エンゼルス(8月30日・日本時間31日/フィラデルフィア)
ポストシーズン進出が絶望的になったエンゼルスだが、求められるのはこんな全力疾走かもしれない。大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場したが、同僚のエスコバーが平凡な内野ゴロを懸命に走ってヒットにする全力プレー。決して長くはない脚を必死に回転させて稼いだ内野安打に「かわいい」「みんなこの全力やで」と反響が寄せられた。
エンゼルスは今季、開幕前からトレードにより打撃力を向上させ、シーズン前半から中盤までは十分にポストシーズン進出が狙える戦いを繰り広げていた。ところが主砲トラウトをはじめレンドン、ウルシェラ、オホッピー、ネトといった主力選手が次々に故障で離脱。打者としてシーズン通してプレーしているのは大谷だけと言っても過言ではない状態で、その大谷も投手としては右肘靭帯損傷によって、残り試合の登板ができなくなってしまった。
チームとしては、残りのゲームが「消化試合」に近くなると、今季獲得したレンフローをはじめ6選手をウェーバー公示して、チーム再編へとかじを切ることに。そんな中でエスコバーが見せたプレーが、ファンの心を打った。
5回無死二塁のチャンスで打席を迎えたエスコバーだが、打球は高くバウンドこそしたものの、力のないショートゴロ。相手のショートも名手ターナーということもあり、周囲も当然アウトだろうという予想をする打球だった。ところがエスコバーは全く諦めていなかった。大きなストライドで加速していく大谷とは対照的に、長くない脚を必死に回転させるような小股走法で一塁を駆け抜けると、これがセーフに。チャンス拡大に成功し、その後生まれた大谷のタイムリーにもつながるプレーとなった。
この試合では9番を打つベラスケスが、非力な打撃をカバーするようにバントで相手を揺さぶると守備でも好プレー。このような全力プレーが増えていけばチームの士気も上がり、来季のポストシーズン進出も近づきそうだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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