“戦力外”直後スタメンで意地の1発！大谷翔平の同僚が見せた“就職活動弾”に「さようならホームラン」「最後の兜か」

【MLB】フィリーズ8－10エンゼルス（8月30日・日本時間31日／フィラデルフィア）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で先発出場した試合で、この日7番でスタメンに名を連ねたレンフローが先制2ランを放った。レンフローは前日、獲得希望球団を募る事実上の戦力外通告とも言えるウェーバー公示にかけられている。そんななか打った1発に、ファンからは惜別の声とともに「就活弾」のコメントが殺到した。

【映像】放出決まったレンフローが就活弾となる先制2ラン

　エンゼルスは29日（日本時間30日）、主力選手6人に対して放出を決め、獲得希望球団を募るウェーバー公示にかけた。トレード期限を前に大谷の今季残留を決め、積極補強に動くなど9年ぶりプレーオフを目指す姿勢を見せていたエンゼルスだったが、その後思うように勝てずワイルドカード争いから脱落。事実上ポストシーズン進出を断念した格好となる。

　今季ブルワーズからトレードで加入したレンフローも、ウェーバーにかけられた6選手の1人。エンゼルスからは放出となるが、選手にとってはプレーオフに進出するチームが獲得に動くことも多く、上位球団への移籍のチャンスとなる。そんなアピールしたい状況でレンフローは2死二塁の場面で第1打席を迎えると、初球の変化球をうまくすくい上げレフトスタンドへ。出場9試合ぶりとなる今季19号2ランを放ってみせた。

　開幕からチームを支えたレンフローの1発に、ファンからは「やったあああ」「きました！」といった喜びの声とともに、「就活打法」「就活ホームラン」「就活成功」のコメントが殺到。「さよなら兄貴」「最後の兜か」「さようならホームラン」と別れを惜しむ声も目立った。

　前日の試合では同じくウェーバーにかけられた1人であるグリチックも公示直後の出場で3安打1本塁打と大活躍を見せている。それもあって「グリチと言い就活時期になると打ち始める」「皆さん就活に必死」「みんな急に頑張るやん」など複雑な心境をのぞかせるファンもいた。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）