将棋の永瀬拓矢王座(30)に藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が挑戦する第70期王座戦五番勝負が8月31日、神奈川県秦野市の「元湯陣屋」で第1局の対局を行っている。午後3時にはおやつの時間を迎え、永瀬王座には抹茶とグレープフルーツジュース、藤井竜王・名人には練り切り、抹茶、アイスレモンティーとそれぞれの注文の品が用意された。
5連覇で永世位の「名誉王座」獲得を目指す永瀬王座と、全八冠制覇を狙う藤井竜王・名人が激突している注目のシリーズ。藤井竜王・名人は、初めて元湯陣屋での対局に臨んでいる。前日に行われた会見会見では、「自分もいつか伺ってみたいなと思っていたので、今回それが実現したことを嬉しく思っています。庭がすごく広く対局室からの景色も綺麗ですし、リラックスできる素晴らしいところだなと感じています」と印象を語っていた。
さらに、将棋史に残る“陣屋事件”にも触れ、「陣屋事件はもちろん有名ですし聞いたことがあります。升田(幸三)先生が木村(義雄)十四世名人を香落ちに指し込んだというところが一つの発端だったと思うんですけど、升田先生にもいろいろな葛藤があったのかなということは感じます」とコメントした。
午後3時のおやつの時間には「練り切り、抹茶、アイスレモンティー」を注文。練り切りはサトイモの形をあしらったかわいらしいもので、秋の訪れを目でも感じることが出来る和菓子だった。一方、永瀬王座は昼食時にデザートとして「ショートケーキ」と「シャインマスカット大福」を注文。3時のおやつタイムは飲み物のみで、「抹茶とグレープフルーツジュース」とスッキリとした味わいのドリンクでリフレッシュを図っていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)