敵地でもため息＆ブーイング大谷翔平、両リーグ最多20個目の申告敬遠に本人はあっさり顔

【MLB】アスレチックス－エンゼルス（9月2日・日本時間3日／オークランド）

　勝負を避けられてしまうのはもう慣れたもの、でもファンはやっぱり悔しい。エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場すると、第3打席では申告敬遠で出塁した。この際、大谷は淡々とした顔で一塁へ歩いたが、スーパースターの打席を見ることができなかったことで、敵地オークランド・コロシアムでもアスレチックスベンチへ大ブーイングが起こった。

【映像】あっさりした表情で一塁に歩く大谷翔平

　1-2でビハインドの5回表、1死二塁のチャンス。打席に大谷が入るとスタジアムの観客は敵味方のファン問わず大歓声が起こった。しかしアスレチックスのコッツェイ監督は申告敬遠を選択。両リーグ最多20個目に大谷は眉一つ動かさず、プロテクターを外した。納得がいかないのはせっかくスタジアムまで足を運び、スターの活躍を見たいファン。この申告敬遠には「ブー！」という大きな声が上がった。この回、同僚のパリスがMLB初ヒットに初盗塁と、ハッスルプレーで作った逆転のチャンスだったが、結果的にはそれが仇となり敬遠されてしまった格好だ。

　解説のAKI猪瀬氏は「（一塁を埋めることで）ダブルプレーが取れますから、これはしょうがないですよね」とアスレチックスの戦略にも概ね同意を示すも、8試合ノーアーチの大谷へ今日こそと期待を寄せていた視聴者からは「またか」「ええええ」「おいー」「ケガ人相手にうそでしょ」と落胆のコメントが多数投稿されていた。

　大谷はこの試合まで44本塁打を記録、一昨年の自己記録である46本塁打を超えるまであと2本。本塁打王のタイトルはほぼ確定しているが、さらに記録を伸ばすためにはチャンス以外の場面でいかに量産できるか、という部分もカギとなりそうだ。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）